気象情報会社のウェザーニューズ(千葉市)は1月31日、関東や九州の1都5県が花粉シーズンに入ったと発表した。近畿や愛知県など中部の一部では2月中旬、東北では2月下旬〜3月中旬にシーズン入りする見通しだ。
同社によると、31日にシーズンに入ったのは東京都と神奈川、千葉、茨城、大分、宮崎各県。全国に設置した花粉の観測機のデータをもとに、スギ花粉の飛散量が「花粉に敏感な人に症状が出始めるレベル」に達したと判断した。
今年のスギとヒノキの花粉飛散量の予想は、全国平均で平年の1・2倍、昨年の4・4倍という。飛散のピークは関東や近畿のスギで3月上旬〜中旬、ヒノキは関東が3月終わり〜4月上旬で近畿は4月上旬〜中旬とみている。
また、環境省は1日から全国120カ所で花粉の飛散状況をホームページで公開している。都市部や山間部に花粉自動計測器を設置し、1時間ごとに花粉の量を観測。飛散数を赤い丸で表示している。どこに花粉が飛ぶか分かるように、周辺の風向や風速も示す。
環境省花粉観測システム(http://kafun.taiki.go.jp/)で確認できる。東北は2月中旬、北海道は3月から提供を開始する。環境省の担当者は「外出前に見て花粉対策に役立てて欲しい」と話す。
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