2012年12月21日金曜日

トヨタのカムリとプリウスV、新衝突試験で最低評価 米調査機関

ニューヨーク(CNNMoney) 米道路安全保険協会(IIHS)は20日、ファミリー向けセダン18車種を対象にした新しい衝突試験の結果を発表し、トヨタのカムリとプリウスVの2車種が最低評価となったことを明らかにした。
この新型の衝突試験は、時速64キロで運転席側の車体前方の一部を壁に衝突させるというもので、従来よりも衝突範囲が狭くなっているのが特徴だ。衝撃が1部分に集中するため車体への影響が大きく、この夏、高級車向けに行った同じテストでは、11車種のうち最高評価を取ったのは2車種に止まった。
今回、最低評価となったトヨタのカムリの場合、前輪が後方に押されて座席足下の空間部分が変形。また、ハンドルの位置が右側に大きく動いたため、ハンドル搭載のエアバッグが運転手の頭部を保護する役割をあまり果たせなかった。サイドカーテンエアバッグも頭部保護に十分な程ふくらまなかった。
プリウスVでも乗員スペースが内側に変形。エアバッグのふくらみも遅かったという。
IIHSのエイドリアン・ランド会長は「トヨタの技術者はライバル各社の性能に追いつくため相当の努力を払わなければならない」と述べた。
ちなみに最高評価を受けたのはホンダのアコード4ドアとスズキのキザシ。アコードは米市場でカムリに次いで売れている中型車だ。一方のスズキは、販売不振から米自動車市場からの撤退を表明している。
試験結果を受けてトヨタは「今回の新試験でIIHSはさらに基準を引き上げた。わが社は新車種の設計において、この新たな目標に対応していく」との声明を発表した。

2012年12月20日木曜日

マレー料理

世界のイスラム教国に比べると比較的規則のゆるいマレーシアだが、食文化はイスラムの教義に忠実であり、マレー人は豚肉と酒を口にすることは許されていない。豚以外の肉もイスラム式に正しく屠殺した肉以外は食べてはいけないことになっている。

ただ、マレーシアにはマレー系、中華系、インド系とその他の部族が暮らしていることから、マレー人以外のマレーシア人には豚肉を食べる人もいるし、酒を飲む人もいる。マレーシア編�では、マレー料理について紹介しよう。

まず知っておきたいのが、マレー人は右手を使って料理を食べる人が多いということ。これはイスラムの教義によるものだ。文化の違いを感じつつ、現地の人々に混じって食事を楽しんでみよう。

マレー料理は赤や青の唐辛子、レモングラス、ターメリックやタマリンドなどの香辛料を多様した、スパイシーな味付けが特徴だ。年間を通してココナッツが収穫できることから、お菓子だけでなく料理にもココナッツミルクを使用したものが多い。

ココナッツミルクは料理の辛さを和らげ、マイルドな味わいをプラスしている。ココナッツミルクと香り付けに欠かせないパンダンリーフを入れて炊いた白米に、発酵させたエビと唐辛子などを煮込んで作るサンバル・トゥメス、揚げた小魚とピーナッツ、卵を添えて食べる朝食として人気の高い「ナシレマ」、マレー風焼きそば「ミーゴレン」、牛肉をココナッツミルクと複数のスパイスで煮込んだ「ビーフ・レンダン」。

特に辛いものでは、魚とオクラやナス、トマトなどの野菜を唐辛子たっぷりの真っ赤なスープで煮込んだ「アサム・ぺダス」などの料理もあるし、牛肉やマトン、チキンやいわしを入れたカレーペーストをパイのような生地で包み、油で揚げたマレー版カレーパン「カレーパフ」、バナナに衣をつけて揚げた「ゴレン・ピサン」などのスナック類も充実。

マレー人が約7割を占めるマレーシアでは、ほぼどこの屋台でもマレー料理を食べることができるが、不定期で開かれる「ナイト・マーケット(夜市)」もお勧めだ。夜市は特に断食期間中がベスト。

断食期間中の1カ月間は、日の入りから日没までは食べ物を一切口にすることができない。日没後の夜市はお腹を空かせたマレー人が集まり、いつも以上に豊富なマレー料理が味わえるのだ。ただし、日中の食事をマレー系の屋台やレストランでする場合は注意が必要である。シェフが料理の味見をすることも許されないため、料理の味つけが微妙なことがあるからだ。

クアラルンプールで有名なマレーの夜市:Danau Kota郊外, Cheras中心街, Damansara中心街 & Lorong Tuanku Abdul Rahman中心街

※クアラルンプールに到着後、上記のどこの場所で開催されているか地元の人に尋ねてみてください

マレーシア料理

安くて美味しかったマレーシア料理。
ペナン島、ジョージタウンで満喫した、
マレーシア料理の数々をご紹介します。




マレーシア料理とは、少し正確に言うと、
マレーシア風中華料理と、マレーシア風インド料理、
ということになるかと思います。

しかしどちらも、れっきとしたマレーシア料理。
マレーシアでしか食べれない味です。

ペナン島では、ジョージタウンの安宿街から
コムタタワー手前辺りのごはん屋さんを巡りました。
ごく一部の地域ではありますが、
ペナン島旅行者がもっともウロウロするエリアだと思います。

今回は、いくつかのエリアごとにまとめて、
巡った屋台や、ごはん屋さんを紹介してみます。




中華系マレー料理、華人屋台エリア。

絶対オススメなのが、
Cintra通りと、Kimberley通りが交差する辺りの、華人屋台エリア。

美味しい中華系マレー料理の屋台が、
ここに密集しています。

このエリアには何度も通って、いろいろ食べました!




このもみじ(鶏の足)はトロトロでした。2品でRM5.5(約145円)




ミー・ゴレンは焼きソバ。海老と豚肉入りで美味しい。RM4(約105円)。
あんかけ麺は、さっぱりした味付けでこれまた美味しい。
RM4.5(約120円)




勝手に「鴨麺」と呼んでいた料理。RM5(約130円)。
たっぷりの(たぶん)アヒル肉と、黒い独特のスープ。
酸味とコクがあって美味しかったです。
雑炊バージョンもあったみたいでした。




四果湯というスイーツ。RM2.2(約58円)。
さっぱりした甘い汁に、4種の果物(?)が入ってます。
食べてたときに、隣の地元のおじさんが、
「美味しいだろう?」と嬉しそうに話しかけてきました。



この華人屋台エリアは、
昼間もやってますが、夜のほうが充実してます。
場所は少しわかりづらいけど、
ぜひ探して行ってみてほしいエリアです。



それと、このエリアのすぐ近にあるこのごはん屋さん。
(ごはんにおかずを盛ってもらうシステムのお店)



ここも安くて美味しくて、何度か通いました。

マレーシアの屋台には、朝屋台と夜屋台があって、
正午頃から夕方4時は、どちらも微妙に営業してない、
空白の時間帯なんですが、このごはん屋さんは、
その空白の時間帯にも営業してて重宝しました。





超オススメ!スーパーMYDIN近くのインド屋さん。

ペナン島でインド系マレー料理食べるならこのお店!
スーパー
MYDINと警察署の向かい側に、
ずらりと並ぶ、露天や屋台。
その一角にある、インドごはん屋さんです。



フェリー乗り場方面に、インド人街もありますが、
インドごはん食べるなら、絶対にこちらがオススメです。

インド人街のごはん屋さんにも行ったのですが、
高めで、あまりいい印象ありませんでした。



このお店は昼間は行列なので、夕方以降がオススメ。

大きなフライドチキンを、ダン!ダン!と包丁でぶった切り、
何種類かのカレー汁をかけてくれて、
野菜も添えてもらって、
RM.5.8(約150円)。最高です。

ペナン島最後の夜は、
このインドごはん屋さんで食べ納めたほど、
お気に入りのお店でした。





にちこさんお気に入りのヒヨコ豆。

ここも、スーパーMYDINの向かい側にある屋台。
蒸した落花生やトウモロコシを売っている屋台で、
蒸しヒヨコ豆を売っていて、にちこさんのお気に入りでした。



これでRM2(約50円)。ホクホクで美味しかったです。
2日に1回は食べていたと思います。





マレーシアスイーツ!チャンドル&アイスカチャン。

マレーシアスイーツの中でも、
代表的なのがこのアイスカチャン。
かき氷スイーツです。



たっぷりの練乳に、コーンや亀ゼリーほか、
いろんなものがのっかってます。
これはコムタタワー下のカフェで食べたアイスカチャン。

このアイスカチャン、ガイドブックには載ってるのに、
意外と街では見かけません。
美味しいのに人気がないのかなあ?
と、思っていたところ、地元の人を観察していると、
どうも、アイスカチャンではなく、違うかき氷を食べてます。



これが、そのチャンドルというかき氷。
アイスカチャンよりシンプルです。
地元の人にはこちらが人気みたいです。

前述の美味しいインドごはん屋さんと同じ、
スーパー
MYDIN向かい側の並びの路地に、
アイスカチャン屋台が、2軒向かい合ってるとこがあります。

上記のチャンドルは向かって右のお店のものです。



なぜか、右のお店のほうが断然人気。
でも、左のお店のアイスカチャンも、
味が濃くて美味しかったです。





これでお別れ!?愛しのロティ。

ペナン島でも、ロティを食べました。
ロティは、フェリー乗り場と安宿街の間にある、
インド人街で食べれます。



インド人街は、ごはん屋さんはダメでしたが、
ロティ屋さんは美味しかったです。

このロティ・チャナイ(ロティのプレーン)。
シンガポール以来、完全ハマッて、
毎朝でも食べたいぐらい大好きになったのですが、
僕らが次に向かった国、タイにはなかったんです!
(ロティという名前の料理はあるのですが、別物。)
もしかして、これはマレーシア料理なのか!?
本場インドに、このロティは存在するのか!?
果たして!





近所でプラプラ、安宿街屋台エリア。

お手ごろなのは、ジョージタウンの安宿街、
チュリア通りに並ぶ屋台エリアです。
ここの屋台は、夜屋台です。昼間はやってません。

ここでもいろいろ食べました!



このチュリア通りだけでも、
じゅうぶん、いろんな夕食が楽しめますが、
僕らはいつも、どこかで夕食を食べた後、
ゲストハウスに戻る前に、この通りをぷらぷらして、
もう1品つまみ食いしたり、
部屋に持って帰るオヤツを買ったりしてました。




というわけで、
美味しかったマレーシア料理ともこれでお別れです。
たった2週間だったけど、ずいぶん堪能させてもらいました。

マレーシア料理は、
またいつか食べに来たいなあ〜。
 

ニョニャ料理 in マレーシア

ニョニャ料理はマレーシアとシンガポールのニョニャ(Nyonya, 娘惹 - 海峡中国人)やプラナカン (Peranakan - 中国系の混血、マレー人起源)の人々の手によって発展してきた[2]。主に中国料理の食材を用いるが、ココナッツミルク、レモングラス、ウコン、パンダナスの葉、トウガラシ、サンバルなどの東南のアジアのスパイスをブレンドする。それは中国料理とマレー料理の混合であるとみなすことができる。


アチャー


アサム・ラクサ


サンバル・ブラチャン
アチャー (Acar) - 肉や野菜のピクルス。acar keat lah(カラマンシー)、achar hu(揚げ魚)、acar kiam hu(塩魚)、acar timun(キュウリ)、acar awat(混合野菜)などがある。
アサム・ラクサ (Asam Laksa, 亞三叻沙) - 太めのビーフンを魚肉、タマリンド、タマネギ、バジル、パイナップル、およびキュウリが入ったスープに入れたもの。
アヤム・ポンテ (Ayam pongteh) - 豆醤または味噌と椰子糖 (gula melaka) で煮込んだ鶏肉。肉じゃがに似ている。
Ayam buah keluak - マレーシアとインドネシアに自生するマングローブ、パンギノキ属の木の実を使用する鶏肉料理。
Bak Chang - もち米、豚肉、シイタケ、木の実、および家鴨の鹹蛋の卵黄を葉で包んだ粽。一般的なプラナカン風(Nyonya zong, 娘惹粽) は代わりにパンギノキ属の葉で包む。
チンチャロッ (Cincalok) - エビを発酵させたニョニャ料理の調味料。
Itek Tim / Kiam Chye Ark Th'ng - 家鴨肉とマスタードの葉、キャベツを主な材料とし、ナツメグシード、シイタケ、トマト、およびコショウの実で味つけしたスープ。
Jiew Hu Char - 細かく切ったカブ、ニンジン、およびキャベツのような野菜とさきいか炒め物。
ケラブ・ビーフン (Kerabu Bee Hoon) - ビーフンとサンバル・ブラチャン、カラマンシー果汁、およびみじん切りのハーブやスパイスを混ぜたサラダ。他には kerabu bok née (黒いきのこ/tikus telinga)、kerabu kay(鶏肉)、kerabu kay khar(鶏の足)、kerabu timun(キュウリ)、kerabu kobis(キャベツ)、kerabu kacang botol(シカクマメ)、kerabu bak poey(豚の皮)などがある。
Laksa lemak - ココナッツ果汁から作られたラクサの一種。
ラム・ミー (Lam Mee, 淋麺) - エビと鶏肉のストックから作られた豊かなスープで料理した黄色いビーフン。誕生日の子供が長寿であることを願うために作られる。
マサック・ブランダ (Masak Belanda) - 豚肉や塩魚とタマリンド果汁を用いた煮込み料理。
マサック・レマッ (Masak Lemak) - ココナッツミルクを用いた野菜の煮込み料理。様々な種類があり、主な材料にホウレンソウを使用するものや、サツマイモを使用するものがある。
マサック・ティティク (Masak Titik) - コショウの実を用いた野菜のスープ。様々な種類があり、主な材料にスイカの皮を使用するものや、青や未熟なパパイアを使用するものがある。
ミー・シアム (Mee Siam / 米暹) - 細いビーフンを、辛く甘酸っぱいスープと食べる。
ナシ・クニッ (Nasi Kunyit) - ウコンで着色されたもち米で、通常ココナッツミルクのチキンカリー、「アン・クー」(Ang Koo, 赤いカメ)、ピンクに染めたゆで卵とともに、赤子の生後一カ月の祝いの料理とされる。
ナシ・ウラム (Nasi Ulam) - 様々なハーブ (daun kaduk, daun kesum, daun cekur 等)、
粉状の乾燥エビ (kiam hu) - や塩魚、みじん切りのネギをかけた飯。
ゴー・ヒアン (Ngoh Hiang, 五香) - 肉に五つの中国料理のスパイスで味付けすることからこう呼ばれ、滷肉(Lor Bak)とも呼ばれる。豚ひき肉を大豆の加工品で巻いて揚げた料理。
オタオタ (Otak-otak) - 魚のすり身をバナナ葉で包んで焼いたもの。ムアールの町はこれで有名。ペナンのものは蒸して作られ、ココナッツミルクが使われる。
プルット・イカン (Perut Ikan) - 伝統的なペナンのニョニャ料理で、塩水と daun kaduk (Piper sarmentosum) で保存された魚が独特な風味をもたらす野菜またはハーブのスパイシーな煮込み。
Se Bak - 豚ロースをハーブやスパイスに一晩漬け込み、弱火でじっくりと煮込んだ料理。
Ter Thor T'ng - 豚の胃と白コショウの実を主な材料とするスープで、塩を用いて脱臭するのに熟練した調理技術が必要。

中国料理 in マレーシア

中華系マレーシア人の料理は本土の中国料理から派生しているが、地元の食材や他文化の料理から影響を及ぼされているにもかかわらず、明瞭に中国料理として残っている。中華系住民は一般的に豚肉を食するが、ホテルの中華料理屋やフードコートの中華料理の中にはマレー人にも食べられる「ハラール中華料理」もある(マレー人はムスリムであり、豚肉を食べることを禁じられている)。その場合は豚肉の代わりに鶏肉などを使用している。


バクテー


菜頭粿


炒粿條


咖喱麺


ムアールの海南鶏飯


釀豆腐


福建麺


Mee Udang, 蝦麺


板麺


薄餅


雲吞麺
肉骨茶 (Bak Kut Teh) - 各種漢方と共にポークリブを何時間も茹でて調理したスープ。クランが発祥の地とされている。もともとは港湾労働者のスタミナ朝食とされていたものであり、一種の薬膳食である。
肉乾 (Bakkwa) - 豚肉のジャーキーを意味する。この妙味は、マレーシア中のいたる所で販売され、とくに旧正月の祝賀の期間に一般的である。
広府炒, 河粉, 鴛鴦 (Cantonese Fried Mee) - 揚げ麺を濃厚なあんかけにしたもの。あんは豚肉、エビ、イカ、卵、および菜心などの青野菜で調理される。マレーシアの一般的な中国料理の一つである。
菜頭粿 (Chai tow kway) - マレーシアとシンガポールに共通の料理で、米粉と白ネギから作られる。
炒粿條, (Char Kway Teow) - 粿條(クイティオ)はきしめんをさらに平たく厚くしたような、極めてやわらかい麺である。炒粿條エビ、卵、豚肉か鶏肉、あさつき、およびもやしとともに炒めたもの。また醤油漬けにしたザルガイを追加することもある。ペナンのものが美味とされ、唐辛子の利いたものが一般的だが「唐辛子抜き」をオーダーする人も多い。
豬腸粉 (Chee cheong fun) - 米粉と水のから作られた正方形の米のシート。蒸すための専用の平鍋にその液体を注いで作られる。
咖喱麺 (Curry Mee) - ココナッツミルク、乾豆腐、エビ、イカ、鶏肉、ミントの葉が入った黄色いスパイシーなカレースープの中にビーフンを入れ、上に特別なサンバルを飾る。
鴨腿麺線はペナンの屋台が有名で、材料は熱いスープにアヒル肉、混ぜたハーブと細いライスヌードルの麺線を入れる。
福州料理は、Sitiawan界隈と、サラワク州のいくつかの都市や町で見られる。特別なものに光餅などがある。
姜鴨麺 (Ginger Duck Mee) - ショウガと黒いソースの中で煮込んだアヒル。調理が大変なので、この皿は単にクアラルンプールやクランバレーのいくつかのレストランでしか食べられない。
海南鶏飯 (Nasi ayam Hainan) - 米を鶏肉と蒸し、マーガリンまたは鶏脂、チキンストックとチキンスープで調理された鶏肉とともに供する。マラッカでは、飯をボールやプレートに盛り付けるのではなく、ライスボールにして出される。
客家料理は、華僑の中にかなりの人口の客家がいるため、全国いたる所にみられる。特に釀豆腐 (Yong tau foo) は客家が起源の料理だが、ローカライズされたものとして、ナス、オクラ、揚げ豆腐、ニガウリ、トウガラシなどに魚肉のペーストを詰め、薄味のスープに入れたおでん状のものとして一般的である。
福建麺 (Hokkien Mee) - 太麺とカリカリに揚げた豚肉の脂身を、濃厚な海老・しょうゆ味ソースで炒める。
カヤ・トースト (Kaya toast / Roti bakar) - は伝統的な朝食。カヤは甘いココナッツと卵のジャムで、白パンに塗られる。伝統的に一カップのローカルのコーヒーや紅茶、柔らかく茹でた卵、醤油、白胡椒と一緒に出される。
粿汁 (Kway chap) - 非常に平べったいライスヌードルを、豚のくず肉、豆腐の加工品、およびゆで卵と黒い醤油のスープと食べる。
滷麺 (Loh Mee) - 太い麺を、卵、小麦粉、エビ、豚肉のスライス、および野菜から作られたスープの中に入れる。味も日本のあんかけうどんに似ている。
麺粉粿 (Mee Hoon Kor)
芽菜鶏 (Ngah Choy Kai) - は海南鶏飯と似ており、蒸した鶏肉は軽いソースと油で味つけされ、モヤシの皿と一緒に出される。この料理は全てのマレーシア人に人気がある。
瓦煲鶏飯 / 沙煲飯 (Ngah Po Fan / Sha Po Fan) - 土鍋で鶏肉と米をたっぷりの醤油とオイスターソースとともに強火で調理する。任意に干した塩魚は勧められる。
板面 (Pan Mee) - スープ麺。麺は日本のきしめんに似ているものや、平たく伸ばした麺生地を包丁もしくは手で板状に切ったものがあり、通常各店舗での自家製である。スープは薄味の鶏または魚ベースの塩味。具には少量の野菜やきくらげの千切り、揚げた煮干、味付けひき肉などが乗る。さまざまなバリエーションがあり、スープなし板面(Pan Mee Dry)なども一般的である他、スープが辛いもの(Spicy Pan Mee)等もある。
包 (Pao) - 肉まん。一般に点心としてメニューに載っている。最近は、ほとんどのコーヒースタンドで見ることができる。
薄餅 (Popiah) - 主に細切りの豆腐、カブ、およびニンジンなどの野菜を煮込んだものが詰められた福建・潮州風の薄い春巻のようなもの。また、他には卵、臘腸(中国のソーセージ)を含むことがある。
水果囉喏 (Rojak) - 濃く色の濃いエビペーストと揚げた油炸鬼などのトッピングがあるフルーツサラダ。ペナン風は、特に一般的でよく見かけられる。
星洲米粉 (Sin Chow Fried Meehoon) - 豚肉、魚肉団子、ニンジンなどの様々な材料とともに強火で素早く炒めた「シンガポール風」ビーフン。 いくつかのレストランが異なる材料を使用する場合がある。クアラルンプールと隣接した地域で一般的である。中国やアメリカではカレー粉を使用する。興味深いことに、この料理はシンガポールを起源としていない。
黄姜鶏 (Turmeric chicken) - 生のウコン、ショウガ、およびレモングラスか成るペーストをすり潰したベースで煮込んだ鶏肉。
豆腐花 / 豆花 (Tau foo fah / Dau Huay) - シロップで味つけされ、固められた豆乳。豆腐によく似ているが、非常に柔らかい。屋台など多くの場所で販売される、マレーシア人とシンガポール人にとって一般的なデザート。
糖水 (Tong Sui) - 多くの種類がある中国のデザート。基本的に黒豆、フタゴヤシ、ヤム、サツマイモ、リュウガンなどの様々な材料が入る甘い飲み物。
素食, 斎 - マレーシアのいくつかの町に、外観は肉料理のような、ベジタリアン料理のレストランがある。ベジタリアンのためのロースト豚肉、皮と骨がある蒸し魚、完璧な鶏のドラム肉などを見ることができる。
雲吞麺 (Wantan Mee) - ワンタン、油菜、豚肉を載せた中華麺。ワンタンの具は通常豚肉かエビである。麺はワンタンと一緒にスープに入れられるか、皿の上に醤油と油で味付けされロースト豚肉と野菜を載せて出されることもある。後者の場合、ワンタンは別にスープとして出される。
芋頭糕 (Wu Tau Guo) - 潰したヤムと米粉から作られるケーキ。揚げたタマネギとエビが先端にあり、通常レッドチリペーストをつける。
油炸鬼 / 油条 (Yau Zha Gwai / Eu Char Kway / You Tiao) - よく朝食でコーヒーや粥とともに食べられる広東風の揚げパン。
粥 (Zuk / zhou) - 切り身魚、鳥の胸肉、鹹蛋、皮蛋、および豚挽き肉などを具とする。潮州の粥は「糜」と呼ばれ、米粒はよりはっきりとして水っぽく、サツマイモ、野菜、肉および鹹蛋のような中国料理の食材を具とする。

インド料理 in マレーシア

インド系マレーシア人は南インドを中心としたインドに起源を持っている。食事前に手を洗い、右手を使って食事をする。マレーシアのカレーは、多くのスパイス、ココナッツミルク、そしてカリーリーフが使用される。チキンカリー、フィッシュカリー、およびイカカリーなどは最も一般的である。


バナナ・リーフ・ライス


チャパティ


プラナカン風のフィッシュ・ヘッド・カリー


イドゥリ


ウプマ


ママッ・ロジャック


ムルタバ・トゥロー


ロティとテー・タリッ
バナナ・リーフ・ライス (Banana leaf rice) - バナナの葉の上に、白米とともに雑多な野菜、肉のカレーや魚、パパダムを一緒に乗せたもの。
チャパティ (Chapati) - パンジャーブを起源とするパンの一種。全粒のデュラム小麦粉、水、および塩のパン生地から作られ、直径約12センチメートルの円形状にパン生地を押し伸ばしてから焼かれる。チャパティは一般に野菜カレーと食べられ、切れ端は、料理をはさんでつかむのに使用される。
フィッシュ・ヘッド・カリー (Fish head curry) - 魚の頭(一般にレッドスナッパー Ikan merah(赤い魚))をオクラやナスなどの野菜の濃いカレーの中で煮込んだ料理。
トーサイ (Thosai) - レンズ豆、米、水を混ぜて一晩発酵させ、薄く円形状に延ばし、食用油やギーで小麦色になるまで焼いたパン。サンバルやココナッツチャツネと食べる。
イドゥリ (Idli) - 黒レンズ豆と米粉を原料とし、一般に直径2-3インチの型に入れて蒸したもの。一般にチャツネ、サンバルなどと共に、たいていは朝食または軽食として食べられる。
パヤサム (Payasam) - 南インドの伝統文化にとって欠かすことのできない、一般的なデザート。
ポンガル (Pongal) - 乳とジャグリー(インドの未精製の砂糖)で炊かれた米、または一月毎に祝われる収穫祭の名でもある。収穫について感謝するため、ポンガルを朝作って神に供えるということから名を得た。
プトゥ・マヤム (Putu Mayam / Idiyappam) - 主にココナッツとジャグリーを使用する甘い味付けのライスヌードル。削ったココナッツとジャグリーを入れるか、未精製のブロック砂糖を入れる。いくつかの地域では、よく甘味料に gula melaka(ヤシ砂糖)が使われる。Putu piringは、プトゥ・マヤムから派生した、ココナッツと黒砂糖をまぶした米粉のケーキである。ホームメードのものは、カレー味かダールで塩味にして食べられる傾向がある。
ラッサム (Rasam) - コショウ、コリアンダー、およびクミンシードが入るレンズ豆のスープ。
ウプマ / ウッピツ (Upma / Uppittu) - セモリナ小麦、タマネギ、青トウガラシ、およびスパイスから作られる料理。
ママッ(Mamak, インド系のムスリム)料理は、明らかなマレーシア風の料理として発達した。全国いたる所で食べられ、とくにさまざまな食物を用意しているママッ料理の売店やレストランが遍在しており、1日24時間開いているアウトレットもあるなど、地元では一般的である。それらは手早く、経済的で、会合や軽飲食にとって最適の場所である。インド式ムスリム料理専門のビュッフェ方式の簡易食堂はナシ・カンダール(nasi kandar, 実際に食べた分だけ料金を払うインドネシアの nasi padang と類似)と呼ばれ、白米かブリヤニ米と共に、鶏肉、魚、牛肉、または羊肉などのカレー料理と、一般に野菜の漬け物とパパダムがつく。
ロティ・チャナイ (Roti canai) - フライパンで焼かれ、調味料と一緒に食べられる、薄皮の外皮がある薄いパン。それは時々 roti kosong と呼ばれる。シンガポールでは、プラタ prahta と呼ばれる。ロティ・トゥロー Roti telur は卵を入れたロティ・チャナイである。
ママッ・ロジャック (Mamak rojak) - はパセンブー pasembur とも呼ばれ、茹でたジャガイモと固ゆでした卵などのしっかりした材料から作られるロジャックの一種。
マギー・ゴレン (Maggi goreng) - はマギーの即席麺をフレーバー(一般にカレー)、野菜、卵、豆腐、および時折鶏肉と炒めた料理。
ムルタバ (Murtabak) - は、一般に刻んだニンニク、タマネギ、羊肉をオムレツと折り重ねた、ロティに詰め物をした塩味の料理で、カレーソースと食べられる。
ナシ・ブリヤニ (Nasi Beriani / Biryani) - はスパイス、バスマティ米、肉や野菜、およびヨーグルトを混ぜて作られる米料理。材料は、手間隙かけて、最後に申し分なく一緒に調理される。近年市場で容易に手に入る、様々な商品名の調合されたビリヤーニスパイスは、味は異なるが準備時間は節約できる。
テー・タリッ (Teh tarik) - 「引く茶」の意で、大多数のマレーシア人に愛飲されている飲物。紅茶にコンデンスミルクで甘みをつけ、高い所から繰返し熱い紅茶をからカップへと注ぎ入れる。「引く」力が強ければ強い程、より密生した泡ができる。また、紅茶を「引く」ことで、紅茶を冷ますという効果がある。本来テー・タリッは芸術様式であり、紅茶を容器に注ぎ入れる芸当はときに魅惑的でもある。

マレー料理

マレー料理はインドネシア料理、特にスマトラ地方の伝統的なもののいくつかと類似性を持っている。また歴史的に中国、インド、タイなど他の多くの文化からの影響を受け、それらとも異なる自身の料理を生み出した。マレー料理の多くはルンパ(Rempah, インドのマサラと似たスパイスペーストまたはミックス)を味付けの中心とする。ルンパはスパイスやハーブを磨り潰してスパイスペーストを作り、油で炒めて香りを引き出す[1]。


カンクン・ブラチャン


Ang ku kueh, 紅亀糕


Chwee kueh, 水粿


ミー・レブス


Mak ngah nasi dagang


ナシ・クラブ


クトゥパット


ラム肉のレンダン
アパン・バリッ (Apam balik) - 薄いパフ状のパンで中に砂糖、スイートコーン、および粗いナッツを挟んだもの。
アヤム・ペルチッ (Ayam percik) - スパイシーなソースの焼き鳥。
アヤム・ゴレン・クニッ (Ayam goreng kunyit) - ウコンなどの調味料ベースでマリネードして揚げた鶏肉。
イカン・バカール (Ikan bakar) - トウガラシやウコンまたは他のスパイスソースで焼いた魚。
イカン・アサム・ペダス (Ikan asam pedas) - 一般にサバなどの魚、タマリンド、トウガラシ、トマト、オクラ、およびベトナミーズ・コリアンダー(マレー語: daun kesum)の酸味ある煮込み。
カンクン・ブラチャン (Kangkung belacan) - トウガラシとブラチャン(エビペースト)の刺激的なソースで炒めたクウシンサイ。petai(ネジレフサマメノキ)やジュウロクササゲのような他の様々な食材もそのように調理される。
クロポ・レコー (Keropok lekor) - トレンガヌなどマレー半島東海岸に特別に見られ、叩いて細かく裂いた魚から作られた塩味のケーキ。食べる前に切って揚げ、辛いソースで食べる。
クエ (Kuih, 複数: kuih-muih) - 一般に、いくつかの焼き菓子や飴を朝から昼間の間に軽食として食べる、祭事の間の重要なしきたり。それは、マレー人とプラナカンの両方によって共有された伝統である。幾つかの例は:
Onde onde - もち米の粉とパンダンの葉のエッセンスから小さい球状に作られ、パーム糖とおろしたココナッツをまぶしたもの。
Kuih talam - 米粉、サゴ粉、およびココナッツミルクから作られ、蒸して層にしたもので、一層にはパンダンの葉の芳香と緑色が与えられる。最上部は白いココナッツの層になる。
Pulut inti - もち米とココナッツミルクから作られる。伝統的にバナナの葉で包装されてピラミッド形に折り重ねられ、パーム糖で甘くされおろしたココナッツがかけられる。
Mee Bandung Muar - ムアールから発した有名なマレー料理で、エビ、牛肉、魚肉団子、野菜を具とし、チリペースト、ブラチャン、および乾蝦を混ぜたソースを添えた、卵と麺の料理。
ミー・レブス (Mee rebus) - 小麦粉、塩、および卵による麺を、ぴりっと辛いスイートポテトベースのソースで食べる有名な麺料理。また、それはおそらく起源がジャワであることから時々mee jawa と呼ばれる。
ナシレマッ (Nasi Lemak) -
ナシチャンプル (Nasi berlauk) - 色々な料理とともに出される普通の米。
ナシ・ダガン (Nasi dagang) - マレー半島東海岸のトレンガヌ州とクランタン州のナシレマッ。
ナシ・クラブ (Nasi kerabu) - クランタン州に起源を持つ、青い花の一種から染められた米料理。
Nasi Paprik - タイ南部に起源を持つ、パプリカソースの炒飯。
ナシ・ゴレン (Nasi goreng) - 炒飯。伝統的に一般にサバの魚フライがついて風味を添えられた Nasi goreng kampung が典型的な種類で、最近ではアンチョビのフライがそれに代わって使用される。
ソト (Soto) - ビーフンかクトゥパットが入ったスープ。
プル (Pulut) - ラヤの祭の間伝統食品として広く使用される、もち米を原料とした食品。
クトゥパット (Ketupat) - パーム椰子の葉で編んだポートで包んで蒸されたもち米の団子。もち米は蒸されて膨張する段階で、包まれているために圧縮される。この手法により独特の食感が与えられる。通常レンダンと一緒に食べるか、サテやガドガドに添えられる。伝統的にマレーでは Idul Fitri (Hari Raya Aidilfitri) などの祝い事のオープンハウスで食べられる。
レンダン (Rendang) - インドネシアのミナンカバウ族を起源とする、スパイシーな肉の煮込み。伝統的にマレー人の祭事の際に作られる。
ロティ・ジャラ (Roti jala) - 5つの穴あきパンは漁網に似ており、マレー語のロティ(パン)ジャラ(網)から名を得る。一般にカレーとともに、または茹でたココナッツミルク、黒砂糖、およびパンダンの葉を混ぜて作られる甘い Serawa とともに食べられる。
サンバル (Sambar) - 唐辛子、ニンニク、エビなどをすりつぶして作られた辛いソース。
サンバル・ソトン (Sambal sotong) - トウガラシ、ネギ、ニンニク、煮込んだトマト、タマリンドペースト、およびブラチャンから作られたサンバルソースで調理されたイカ。
サユール・ロデー (Sayur Lodeh) - 少々のスパイスとココナッツミルクで煮込んだ野菜。
スップ・カンビン (Sup kambing) - 香りのあるハーブとスパイスで煮込み、揚げネギと生のコリアンダーを添えた豊かな羊のスープ。
スルンディン (Serunding) - スパイスを加え肉の繊維を細かく裂いたもの。
トゥンポヤック (Tempoyak) - 壷の中で保存されたドリアンのエキスで、よくトウガラシや他の料理と食べられる、一般的なマレーの珍味。

マレーシア 食材

アジアの他の国でもそうであるように、マレーシアにおいても多くの場合は米が主食である。マレーシアでは、在来種の香り米や北のタイ米が食べられることが多い。上質のインドのバスマティは、長い粒状と芳しく優雅な風味のため、ビリヤーニ料理で使用される。マレーシア人が新しい味覚を取り入れるのに従い、食卓には徐々に日本の短粒米などの米も見られるようになっている。
一般的な米料理には、ココナッツミルクで蒸して独特な芳香をあたえ、揚げたアンチョビ、ピーナッツ、キュウリ、固ゆでした卵および辛いチリペーストであるサンバルとともに盛り付けるナシレマッがある。よりしっかりとした食事では、ナシレマッとともにカレー、鶏のフライ、またはレンダンと呼ばれる辛い肉の煮込みを食べる。マレーが起源の文化であることから、それはしばしば国民食またはマレーシアの国家遺産と呼ばれる。トレンガヌ州やクランタン州のようなマレーシア東海岸で売られているナシダガンは、朝食時にはよく2つの料理が並んで売られているとはいえ、ナシレマッと混同すべきでない料理である。しかしながら、多能なナシレマッはさまざまな習慣で食べられるため、それは一日中どんな時間でも食べられる。ママックによる「サンバル」はやや辛い傾向があるが、ナシレマッに添えるマレーの「サンバル」はやや甘い傾向にある。
麺料理もまた一般的な食物である。ミーフン(ビーフン) (Mee Hoon, 米粉)、クイティオ (Kuay Teow, 粿條)、ミー (Mee, 麺)、ミースア (Mee Suah, 麺線)、イーミー (Yee Meen, 伊麺)、ランカ (Langka, 冬粉)など、麺の種類は豊富である。
ロティ・チャナイ、トサイ、イドリおよびプーリーなどのインド風のパンは、多くのマレーシア人によってよく朝食として食べられている。洋風のパンは、マレーシアの食卓にとって比較的新しいものである。

鶏肉は、一般に地元の農場から供給され、安価な食肉となっている。農場は家族経営だったので、鶏は必要に応じて新鮮な状態のまま街の伝統市場(街市)に回される。売り主は、わずかな料金のためでも鶏を脱羽機に入れる。脱羽機はさかんに羽を除去しながらかき回す大きな湯の容器からなる。鶏の内臓を抜き、きれいにする作業は家で行われる。今日このような伝統市場が未だに存在する一方で、都市に住む大多数のマレーシア人は、企業による巨大な養鶏場で育てられた冷凍肉を購入している。
マレーシア料理における、特別な鶏肉料理のレシピは「アヤム・カンポン(ayam kampung, 村の鶏肉)」と呼ばれる。それらは、籠に入れられずに自由に走り回った放し飼いの鶏である。一般にこれらの鶏には、より高い栄養価があると考えられている。それらはより体脂肪が少ない分、一般の鶏よりも締まっている。一般にアヤム・カンポンは、蒸すかスープとして調理される。サテ(ピーナッツとココナッツミルクソースによる、一般に鶏肉、牛肉、および羊肉のグリル)はマレーシアの代表的な料理の一つと考えられている。
またマレーシアにおいて鴨と家鴨は、ほとんど中国系とプラナカン料理だけの、比較的狭い範囲でしか食べられていない。

ヒンドゥー教や仏教のいくつかの教派など、一部の宗教では牛肉を食べることが禁じられているが、それにもかかわらず牛肉はマレーシアの食卓にとって一般的である。カレー、煮込み、焼き物、または麺料理などで食べられる。マレー人はハラールの牛肉のみを食べる。

豚肉は、中国系やインド系、イバン族、カダザン族、オラン・アスリのような先住民族などの非イスラームの民族によって大部分が消費されている。マレー人は定義上ムスリムであることから、イスラームが禁じる豚肉を食べないが、豚肉を生産したり食べたりしている他の民族を禁止するというわけではない。一般に、地元のスーパーマーケットやハイパーマーケットのハラール以外の食品売り場では豚肉の缶詰を販売しており、いくつかの伝統市場、スーパーマーケット、およびハイパーマーケットで新鮮な豚肉を買うことができる。

羊肉もまた、マレーシア料理の一部である。一般には、むしろ羊より山羊肉を食べる。スープ、カレー、または煮込みなどの料理で使用される。それはインド系の料理で一般的な料理である。

マレーシアで消費される魚介類の多くは、エビ、カニ、イカ、ハマグリ、ザルガイ、カタツムリ、タコなどの種類である。一般に、魚介類は全ての民族において食べられており、マレーシアのムスリムは、ハラールではないと考えられている陸と海の両方で生活できるカニのいくつかの種も、ハラールと考えている。しかし高価なので、ほとんどの人々はそれらを主な食事とは思っていない。

マレーシアにおける魚の特徴は、ほとんど地元で獲れた魚は、獲れた翌日には買いつくされるということである。一般的に、冷凍の魚が輸入される。そのような魚(すなわち、サケとタラ)をマレーシアの食卓でよく見かけるが、地元の漁師が獲ったものではない。輸入品の魚は、切り身または全体のまま冷凍されて空輸され、一般に重量によって販売される。

マレーシアには四季がないため、野菜は通常一年中生産される。雨季にはたまに野菜の生産量が低下するが、全体的に生産が止まることはない。したがって野菜は年間購入できるが、ある時期に限りわずかに高値となる。

マレーシアの気候は、果実を一年中栽培するのに適している。マレーシアはほとんどの熱帯果実を栽培するか、近隣国から輸入している。暑い気候に間食・デザートとして適していること、またマレーシア人は平均して野菜の摂取量が少ないため、一般に果実の需要はかなり高い。露店などで食べ切りできる少量のカットフルーツを竹串とともにビニール袋に入れ販売しているのも多く見られる。そのまま食する他、甘塩味の梅干しの粉末をかけたり、甘辛い唐辛子のソースをかける食べ方もある。いくつかの有名な果実は:
バナナ - 輸入物も多いが、庭や軒先でも栽培されるほか空き地・山林にも多く自生している。 
ドリアン - 突起の多い外皮と強烈な匂いのある果物で、それが特別に好き嫌いの感情を強く引き起こす熱帯の果実である。また、「果実の王」として知られている。スーパー・露店などで容易に購入できるが、その匂いゆえに公共の建物やホテル・航空機などでは「ドリアン禁止」の標識があり持ち込み禁止の場合も多い。
パパイヤ - 皮が黄色、果肉はオレンジ色で粒々の黒い種が中央の中空部分に多数ある。
スイカ - そのまま食されるほか、ジュースとしても好まれる。
ランブータン - 独特の外観があり、熟れると赤か黄の外皮は、肉質の柔らかいとげを持つ。
マンゴスチン - しばしば「果実の女王」と呼ばれる。
ライチ - でこぼこの赤い皮を持ち、甘味はときに紅茶を甘くするために使われ、一年中販売される。
マンゴー - 地元産もあるが、季節に応じタイ・インド・インドネシアなどより輸入されたものがある。
リュウガン - ライチと似ており、中国語で龍眼(ロンガン)、マレー語で mata kucing(猫の目)呼ばれる。
スターフルーツ - ビタミンCに富んでいる。
など
多民族国家であるマレーシアでは、エスニックグループごとに独自の文化を維持しており、料理においてもそれぞれが互いに影響しあいながらも別々の発展を遂げている。

シンガポールで働こう

地理・気候:
シンガポールはシンガポール本島と63の島々から成り立っています。本島の大きさは東から西に42キロメートル、北から南に23キロメートルです。大小の島をあわせたシンガポールの総面積は697.1平方キロメートルです。シンガポールの近隣諸国はマレーシア(北にマレー半島、東にサラワクとサバ)、ブルネイダルサラームとインドネシアです。赤道に大変近いため、シンガポールの気候の特徴は一年を通して雨が多く、比較的気温の変動が小さく、多湿です。12月が1年で一番涼しく、5月が一番暑いです。日中の平均気温は摂氏26.8度です。
言語:
シンガポール憲法における4つの公用語は英語、中国語、マレー語、そしてタミル語です。
しかしマレー民族がシンガポールの先住民族であるという認識に基づき、シンガポールの国語はバハサ・マラユ語またはマレーシア語であるとされています。他の言語、特に様々なマレー語や中国語の存在は、明らかにシンガポールで使用される英語に影響を与えてきました。こういった影響は特に口語英語に顕著に見られ、英語をベースとした混交語はシングリッシュとして知られています。多くのシンガポール人のアイデンティティのしるしは、マレー語や、中国語、インド語などの言葉を含んだ、交じり合った言語です。
シンガポールにいるほとんどすべての人が、2つ以上の言語を話し、多くの人が3、4言語話します。子供たちのほとんどが、幼児期からバイリンガルとして育てられ、大きくなるにつれ、他の言語を学びます。バイリンガル人口のほとんどが識字能力を持ち、英語と標準中国語(マンダリン)が日常生活で最も一般的に使用される言語です。
物価:
シンガポールの物価は、ほぼ日本並みで、平均するとやや安い程度といっていいでしょう。
食事は、レストランではサービス料+税金がかかり、日本より高く感じるかもしれません。一方、中華料理・シーフード料理は店舗数も多く日本より割安です。また屋台はかなり格安となっています。他、いろいろなものを輸入に頼っているシンガポールで日本と同じようなものを揃えようとすると高くつきます。
タバコやアルコールといった嗜好品の値段は特に高くなっています。
交通公共機関はかなり安く設定されています。これは自家用車を増やしたくない政府の対策によるものとされています。バスとMRTという電車で全国土を網羅しています。また、タクシーが非常に安いため、これも日常的な足となっています。 
住居:
シンガポールは国土が狭く、殆どの土地を政府が所有しています。外国人が、シンガポールで住宅を購入することは、基本的には不可能ですので、賃貸住宅に住むことになります。賃貸の標準の契約期間は2年です。
外国人が一番多く利用する物件が、コンドミニアムと呼ばれる高級アパートメント。プールやトレーニングジムなどの設備を有する集合住宅で、価格も郊外であれば、2LDK$S2,500ぐらいの物件もありますが、中心部で比較的新しい物件であれば、1LDKでも最低S$4,000程度。3LDKS$6,000程となります。
日本で言う公団のような政府が建築した公共住宅であるHDBも、一定の基準を満たせば外国人でも借りられます。これは2LDK3LDKが一般的です。政府は2011年に、高騰する公共住宅価格への対策としてHDBを増やすという対策も行っています。
サービスアパートメントという、家具や食器、調理器具、家電など生活に必要なものをすべて備えたホテルのスタイルに近いサービスを備えた、短・中期滞在者向けの高級賃貸マンションもあります。
医療:
シンガポールではまず最寄りの一般医の診察を受け、そこで解決しない場合は専門医を紹介してもらうという形を通常とるようです。もちろん直接専門医を受診することもできます。一般医の認可を受けている日本人医師もいますので、まずはかかりつけとなる一般医を探すことから始めます。外国人の場合、私立病院の専門医にかかることが多いですが、政府系の病院よりは費用は高めとなります。
その他:
厳格な法律による管理国家として有名で、様々な規則・罰金制度が設けられています。路上でのゴミやタバコのポイ捨てにはS$150から最高でS$5,000の罰金が課されます。ほかに、喫煙場所以外での喫煙、公共の場所で痰、つばを吐いても罰金。MRT(電車)内での飲食も罰金です。
2010年度の世界の人口密度ランキングは7,396.28/km2182ヶ国1位となっています。
今日、シンガポールの総人口のうち、中華民族が74.2%、この地域にもともと住んでいたマレー人が13.4%を占めています。シンガポールはまた、国外在住人口の20%がフィリピン、インドネシア、バングラデッシュからの非移住者である産業労働者です。その他の国外在住人口は北アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、中国、インドなどの様々な国からの知的労働者が占めています。
就労ビザ:
シンガポールで就業する場合は、雇用許可書(Employment Pass)が必要となります。これは職種などによってPパス、Qパス、Sパスの3種類に分かれます。有効期限は最初の申請時は最長2年。以降、最長3年の延長査証が取得可能です。
シンガポール政府は能力ある外国人はシンガポールの発展にかかせない人材であるという考えである為、外国人の就労ビザ取得は他国と比べ比較的簡単であると言われています。とはいえ、外国人の増加と少子高齢化により、総人口に占める国民の割合は20116月末時点で62.8%まで縮小していて、2010年からは過度な外国人労働力への依存への脱却を図り、国民の労働生産性を引き上げる政策に転換しています。
Pパス
Pパスは高学歴の専門家や管理職、投資家・企業家などが対象。
 P1パス/月収が8000Sドル以上の人が対象
 P2パス/月収が4000Sドル以上の人が対象。
Qパス
技能労働者、技術者で規定の学歴を持ち、月額基本給が2800Sドル以上の人が対象。最低GCE(大学進学、就職の際に選考基準となる統一試験)のOレベルを5つ有するか、国立技術許可書の第2レベルまたは同等資格であることが必要。
Sパス
2004年の移民法改正によって導入された新しいパス。以前のQ2パスに代わるものとして、パス取得が困難だった外国人の雇用をカバーするのが目的。月収が2000Sドル以上で、学歴・専門技能・職種・経験年数などをポイント制によって審査。企業がSパスにて雇用する場合は、LEVY(外国人雇用税)を支払う義務があります。尚、Sパスは外国人就労者全体の5%までが割り当てられます。
需要の高いスキル・経験:
シンガポールには様々な日系企業・外資系企業が進出していますので、IT、営業や営業事務、貿易事務、経理、秘書など様々な職種の求人があります。人件費の水準が高いことから、資本集約型産業、知識集約型産業での投資案件が目立ち、研究開発業務、アジア域内における地域統括・支援サービス業務などを行う企業も多くあります。
経済:
2010年のGDP成長率は前年比14.5%と、リーマン・ショックから急回復を遂げましたが、先進国向けの輸出が急速に落ち込み、世界経済の先行き不透明感が高まったことなどを受け、11年の成長率は5.0%前後になる見通し。12年にはさらに減速し、1.03.0%になる見込みとなっています。
主要産業は、製造業(エレクトロニクス、化学関連、バイオメディカル、輸送機械、精密器械)、商業、ビジネスサービス、運輸・通信業、金融サービス業です。
主な輸出品目は機械・輸送機器、鉱物性燃料、化学製品となっており、主な輸入品目機械・輸送機器、鉱物性燃料、原料別製品となっています。
これから働く方へのアドバイス:
まず「コミュニケーション」。英語ももちろん重要な要素ですが、外国人といかにきちんとコミュニケーションをとるかが、キー。
話しやすいからと、日本人だけでまとまっていると、 現地の方と溝ができてしまいます。そして「現地の文化を知る、溶け込む」。
やはり現地の文化や習慣を勉強し馴染むことが、現地の生活を楽しむコツだと思います。
経験は生きている?:
スキル的には、充分、役に立った。
シンガポールの魅力:
治安の良さ、便利さ、合理的なところ、日本食を含む各国の食品などが、手に入りやすいです。
これから働く方へのアドバイス:
自分が思っているほど相手は日本のことを知らないので、キチンと日本のことを説明できるようになれば、相手からそれなりのリスペクトを受けます。
また、文化のbackgroundが違うので、「自分が思っているほどには相手には伝わっていない」と 言うことを肝に銘じておくとよいでしょう。
また赴任したいですか?:
シンガポールは暑いところでしたが、それなりの所得があれば日本よりかなり贅沢な暮らしが出来ます。 しかし、異文化の中で仕事をすることは大変なストレスです。
したがって、どこの国に赴くのか、また収入のレベルはなど、総合的に考える必要があります。
シンガポールの魅力:
アジアのHubとして発展を続けるenergeticな国