ファミリーマートが今後2年以内にミャンマーとマレーシアに進出することが3日、分かった。出店後2〜3年で店舗数を数百店規模に拡大したい考えだ。また、海外で各国のニーズに合わせたプライベートブランド(PB=自主企画)の製造、販売も将来的に始める方針で、競合する日系コンビニとの差別化を図る。
ミャンマーとマレーシアには、現地企業との合弁会社にライセンスを供与しフランチャイズ形式で店舗を展開する方針。同社はアジアを中心に海外で約1万2400店舗を展開しており、すでに台湾とタイで黒字化している。「来年、このほかの国の一部が黒字化すれば、(ミャンマーとマレーシアに)進出する可能性は高い」(同社幹部)という。
東南アジアではタイのほか、ベトナム、インドネシアに出店。来年2月にはフィリピンに1号店を開店予定で攻勢をかけている。
また、国内で10月から販売しているPB「ファミリーマートコレクション(ファミコレ)」を海外でも製造し販売する。「現地の好みやニーズを考慮したPBを現地で製造する」(同)計画だ。PBのブランド名は日本と同じ「ファミコレ」を使用する。
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