2012年12月20日木曜日

インド料理 in マレーシア

インド系マレーシア人は南インドを中心としたインドに起源を持っている。食事前に手を洗い、右手を使って食事をする。マレーシアのカレーは、多くのスパイス、ココナッツミルク、そしてカリーリーフが使用される。チキンカリー、フィッシュカリー、およびイカカリーなどは最も一般的である。


バナナ・リーフ・ライス


チャパティ


プラナカン風のフィッシュ・ヘッド・カリー


イドゥリ


ウプマ


ママッ・ロジャック


ムルタバ・トゥロー


ロティとテー・タリッ
バナナ・リーフ・ライス (Banana leaf rice) - バナナの葉の上に、白米とともに雑多な野菜、肉のカレーや魚、パパダムを一緒に乗せたもの。
チャパティ (Chapati) - パンジャーブを起源とするパンの一種。全粒のデュラム小麦粉、水、および塩のパン生地から作られ、直径約12センチメートルの円形状にパン生地を押し伸ばしてから焼かれる。チャパティは一般に野菜カレーと食べられ、切れ端は、料理をはさんでつかむのに使用される。
フィッシュ・ヘッド・カリー (Fish head curry) - 魚の頭(一般にレッドスナッパー Ikan merah(赤い魚))をオクラやナスなどの野菜の濃いカレーの中で煮込んだ料理。
トーサイ (Thosai) - レンズ豆、米、水を混ぜて一晩発酵させ、薄く円形状に延ばし、食用油やギーで小麦色になるまで焼いたパン。サンバルやココナッツチャツネと食べる。
イドゥリ (Idli) - 黒レンズ豆と米粉を原料とし、一般に直径2-3インチの型に入れて蒸したもの。一般にチャツネ、サンバルなどと共に、たいていは朝食または軽食として食べられる。
パヤサム (Payasam) - 南インドの伝統文化にとって欠かすことのできない、一般的なデザート。
ポンガル (Pongal) - 乳とジャグリー(インドの未精製の砂糖)で炊かれた米、または一月毎に祝われる収穫祭の名でもある。収穫について感謝するため、ポンガルを朝作って神に供えるということから名を得た。
プトゥ・マヤム (Putu Mayam / Idiyappam) - 主にココナッツとジャグリーを使用する甘い味付けのライスヌードル。削ったココナッツとジャグリーを入れるか、未精製のブロック砂糖を入れる。いくつかの地域では、よく甘味料に gula melaka(ヤシ砂糖)が使われる。Putu piringは、プトゥ・マヤムから派生した、ココナッツと黒砂糖をまぶした米粉のケーキである。ホームメードのものは、カレー味かダールで塩味にして食べられる傾向がある。
ラッサム (Rasam) - コショウ、コリアンダー、およびクミンシードが入るレンズ豆のスープ。
ウプマ / ウッピツ (Upma / Uppittu) - セモリナ小麦、タマネギ、青トウガラシ、およびスパイスから作られる料理。
ママッ(Mamak, インド系のムスリム)料理は、明らかなマレーシア風の料理として発達した。全国いたる所で食べられ、とくにさまざまな食物を用意しているママッ料理の売店やレストランが遍在しており、1日24時間開いているアウトレットもあるなど、地元では一般的である。それらは手早く、経済的で、会合や軽飲食にとって最適の場所である。インド式ムスリム料理専門のビュッフェ方式の簡易食堂はナシ・カンダール(nasi kandar, 実際に食べた分だけ料金を払うインドネシアの nasi padang と類似)と呼ばれ、白米かブリヤニ米と共に、鶏肉、魚、牛肉、または羊肉などのカレー料理と、一般に野菜の漬け物とパパダムがつく。
ロティ・チャナイ (Roti canai) - フライパンで焼かれ、調味料と一緒に食べられる、薄皮の外皮がある薄いパン。それは時々 roti kosong と呼ばれる。シンガポールでは、プラタ prahta と呼ばれる。ロティ・トゥロー Roti telur は卵を入れたロティ・チャナイである。
ママッ・ロジャック (Mamak rojak) - はパセンブー pasembur とも呼ばれ、茹でたジャガイモと固ゆでした卵などのしっかりした材料から作られるロジャックの一種。
マギー・ゴレン (Maggi goreng) - はマギーの即席麺をフレーバー(一般にカレー)、野菜、卵、豆腐、および時折鶏肉と炒めた料理。
ムルタバ (Murtabak) - は、一般に刻んだニンニク、タマネギ、羊肉をオムレツと折り重ねた、ロティに詰め物をした塩味の料理で、カレーソースと食べられる。
ナシ・ブリヤニ (Nasi Beriani / Biryani) - はスパイス、バスマティ米、肉や野菜、およびヨーグルトを混ぜて作られる米料理。材料は、手間隙かけて、最後に申し分なく一緒に調理される。近年市場で容易に手に入る、様々な商品名の調合されたビリヤーニスパイスは、味は異なるが準備時間は節約できる。
テー・タリッ (Teh tarik) - 「引く茶」の意で、大多数のマレーシア人に愛飲されている飲物。紅茶にコンデンスミルクで甘みをつけ、高い所から繰返し熱い紅茶をからカップへと注ぎ入れる。「引く」力が強ければ強い程、より密生した泡ができる。また、紅茶を「引く」ことで、紅茶を冷ますという効果がある。本来テー・タリッは芸術様式であり、紅茶を容器に注ぎ入れる芸当はときに魅惑的でもある。

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