2012年12月20日木曜日

中国料理 in マレーシア

中華系マレーシア人の料理は本土の中国料理から派生しているが、地元の食材や他文化の料理から影響を及ぼされているにもかかわらず、明瞭に中国料理として残っている。中華系住民は一般的に豚肉を食するが、ホテルの中華料理屋やフードコートの中華料理の中にはマレー人にも食べられる「ハラール中華料理」もある(マレー人はムスリムであり、豚肉を食べることを禁じられている)。その場合は豚肉の代わりに鶏肉などを使用している。


バクテー


菜頭粿


炒粿條


咖喱麺


ムアールの海南鶏飯


釀豆腐


福建麺


Mee Udang, 蝦麺


板麺


薄餅


雲吞麺
肉骨茶 (Bak Kut Teh) - 各種漢方と共にポークリブを何時間も茹でて調理したスープ。クランが発祥の地とされている。もともとは港湾労働者のスタミナ朝食とされていたものであり、一種の薬膳食である。
肉乾 (Bakkwa) - 豚肉のジャーキーを意味する。この妙味は、マレーシア中のいたる所で販売され、とくに旧正月の祝賀の期間に一般的である。
広府炒, 河粉, 鴛鴦 (Cantonese Fried Mee) - 揚げ麺を濃厚なあんかけにしたもの。あんは豚肉、エビ、イカ、卵、および菜心などの青野菜で調理される。マレーシアの一般的な中国料理の一つである。
菜頭粿 (Chai tow kway) - マレーシアとシンガポールに共通の料理で、米粉と白ネギから作られる。
炒粿條, (Char Kway Teow) - 粿條(クイティオ)はきしめんをさらに平たく厚くしたような、極めてやわらかい麺である。炒粿條エビ、卵、豚肉か鶏肉、あさつき、およびもやしとともに炒めたもの。また醤油漬けにしたザルガイを追加することもある。ペナンのものが美味とされ、唐辛子の利いたものが一般的だが「唐辛子抜き」をオーダーする人も多い。
豬腸粉 (Chee cheong fun) - 米粉と水のから作られた正方形の米のシート。蒸すための専用の平鍋にその液体を注いで作られる。
咖喱麺 (Curry Mee) - ココナッツミルク、乾豆腐、エビ、イカ、鶏肉、ミントの葉が入った黄色いスパイシーなカレースープの中にビーフンを入れ、上に特別なサンバルを飾る。
鴨腿麺線はペナンの屋台が有名で、材料は熱いスープにアヒル肉、混ぜたハーブと細いライスヌードルの麺線を入れる。
福州料理は、Sitiawan界隈と、サラワク州のいくつかの都市や町で見られる。特別なものに光餅などがある。
姜鴨麺 (Ginger Duck Mee) - ショウガと黒いソースの中で煮込んだアヒル。調理が大変なので、この皿は単にクアラルンプールやクランバレーのいくつかのレストランでしか食べられない。
海南鶏飯 (Nasi ayam Hainan) - 米を鶏肉と蒸し、マーガリンまたは鶏脂、チキンストックとチキンスープで調理された鶏肉とともに供する。マラッカでは、飯をボールやプレートに盛り付けるのではなく、ライスボールにして出される。
客家料理は、華僑の中にかなりの人口の客家がいるため、全国いたる所にみられる。特に釀豆腐 (Yong tau foo) は客家が起源の料理だが、ローカライズされたものとして、ナス、オクラ、揚げ豆腐、ニガウリ、トウガラシなどに魚肉のペーストを詰め、薄味のスープに入れたおでん状のものとして一般的である。
福建麺 (Hokkien Mee) - 太麺とカリカリに揚げた豚肉の脂身を、濃厚な海老・しょうゆ味ソースで炒める。
カヤ・トースト (Kaya toast / Roti bakar) - は伝統的な朝食。カヤは甘いココナッツと卵のジャムで、白パンに塗られる。伝統的に一カップのローカルのコーヒーや紅茶、柔らかく茹でた卵、醤油、白胡椒と一緒に出される。
粿汁 (Kway chap) - 非常に平べったいライスヌードルを、豚のくず肉、豆腐の加工品、およびゆで卵と黒い醤油のスープと食べる。
滷麺 (Loh Mee) - 太い麺を、卵、小麦粉、エビ、豚肉のスライス、および野菜から作られたスープの中に入れる。味も日本のあんかけうどんに似ている。
麺粉粿 (Mee Hoon Kor)
芽菜鶏 (Ngah Choy Kai) - は海南鶏飯と似ており、蒸した鶏肉は軽いソースと油で味つけされ、モヤシの皿と一緒に出される。この料理は全てのマレーシア人に人気がある。
瓦煲鶏飯 / 沙煲飯 (Ngah Po Fan / Sha Po Fan) - 土鍋で鶏肉と米をたっぷりの醤油とオイスターソースとともに強火で調理する。任意に干した塩魚は勧められる。
板面 (Pan Mee) - スープ麺。麺は日本のきしめんに似ているものや、平たく伸ばした麺生地を包丁もしくは手で板状に切ったものがあり、通常各店舗での自家製である。スープは薄味の鶏または魚ベースの塩味。具には少量の野菜やきくらげの千切り、揚げた煮干、味付けひき肉などが乗る。さまざまなバリエーションがあり、スープなし板面(Pan Mee Dry)なども一般的である他、スープが辛いもの(Spicy Pan Mee)等もある。
包 (Pao) - 肉まん。一般に点心としてメニューに載っている。最近は、ほとんどのコーヒースタンドで見ることができる。
薄餅 (Popiah) - 主に細切りの豆腐、カブ、およびニンジンなどの野菜を煮込んだものが詰められた福建・潮州風の薄い春巻のようなもの。また、他には卵、臘腸(中国のソーセージ)を含むことがある。
水果囉喏 (Rojak) - 濃く色の濃いエビペーストと揚げた油炸鬼などのトッピングがあるフルーツサラダ。ペナン風は、特に一般的でよく見かけられる。
星洲米粉 (Sin Chow Fried Meehoon) - 豚肉、魚肉団子、ニンジンなどの様々な材料とともに強火で素早く炒めた「シンガポール風」ビーフン。 いくつかのレストランが異なる材料を使用する場合がある。クアラルンプールと隣接した地域で一般的である。中国やアメリカではカレー粉を使用する。興味深いことに、この料理はシンガポールを起源としていない。
黄姜鶏 (Turmeric chicken) - 生のウコン、ショウガ、およびレモングラスか成るペーストをすり潰したベースで煮込んだ鶏肉。
豆腐花 / 豆花 (Tau foo fah / Dau Huay) - シロップで味つけされ、固められた豆乳。豆腐によく似ているが、非常に柔らかい。屋台など多くの場所で販売される、マレーシア人とシンガポール人にとって一般的なデザート。
糖水 (Tong Sui) - 多くの種類がある中国のデザート。基本的に黒豆、フタゴヤシ、ヤム、サツマイモ、リュウガンなどの様々な材料が入る甘い飲み物。
素食, 斎 - マレーシアのいくつかの町に、外観は肉料理のような、ベジタリアン料理のレストランがある。ベジタリアンのためのロースト豚肉、皮と骨がある蒸し魚、完璧な鶏のドラム肉などを見ることができる。
雲吞麺 (Wantan Mee) - ワンタン、油菜、豚肉を載せた中華麺。ワンタンの具は通常豚肉かエビである。麺はワンタンと一緒にスープに入れられるか、皿の上に醤油と油で味付けされロースト豚肉と野菜を載せて出されることもある。後者の場合、ワンタンは別にスープとして出される。
芋頭糕 (Wu Tau Guo) - 潰したヤムと米粉から作られるケーキ。揚げたタマネギとエビが先端にあり、通常レッドチリペーストをつける。
油炸鬼 / 油条 (Yau Zha Gwai / Eu Char Kway / You Tiao) - よく朝食でコーヒーや粥とともに食べられる広東風の揚げパン。
粥 (Zuk / zhou) - 切り身魚、鳥の胸肉、鹹蛋、皮蛋、および豚挽き肉などを具とする。潮州の粥は「糜」と呼ばれ、米粒はよりはっきりとして水っぽく、サツマイモ、野菜、肉および鹹蛋のような中国料理の食材を具とする。

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