少雨の影響が出始めている列島ですが、梅雨前線がいよいよ本領発揮。本格的な梅雨が始まります。21日にかけて西日本から東日本の太平洋側でことし一番の大雨となるおそれがあります。
この10日間で降った雨は東海から西で平年の10%を切り、大阪や名古屋など梅雨なのに1ミリも降っていない地点もあります。
三重県にある安濃ダムでは20日、貯水率が5%をきりました。四国の水がめの早明浦ダムでは17日、5年ぶりに6月に取水制限が開始。中国地方の尾原ダムでも19日、新たに取水制限が始まりました。
ただ、この少雨傾向に変化が出てきています。この先は梅雨前線の雨雲が列島に毎日かかり続けます。特にあすにかけては渇水エリアで大雨となる見込みです。
すでに九州南部では激しい雨が降り始めていますが、20日夜は大雨エリアが四国にも拡大。21日朝の通勤時間帯は東海地方を中心に非常に激しい雨が降って、一気に道路が冠水するおそれもあります。夕方関東に雨雲が移るころには若干弱まりますが、南寄りの風が強まって横殴りの降り方となりそうです。
ダムにとっては恵みの雨となりますが、その反面災害を引き起こす危険性も高い今回の雨。土砂災害や冠水害、河川の増水など警戒が必要です
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