2018年6月19日火曜日

Facebook、閲覧者のマウス操作や周囲のデバイスなどを含むさまざまな情報収集を認める

Facebookが米上院議会からの質問を受け、同社がユーザーからどのような情報を収集しているのかについて一部を明らかにした(INDIA TODAYForbesBGR)。

これによると、同社は次のような情報を収集していることを認めたという。これらの情報は広告表示のために利用されていたそうだ。

·         マウスの軌跡

·         利用している端末の情報(電池残量や無線信号強度、ストレージ空容量などを含む)

·         OS、ブラウザ、ファイル名、プラグイン

·         利用する携帯電話事業者、ISPIPアドレス、タイムゾーン、インターネット接続速度

·         そのユーザーの近くや同一ネットワークに存在するデバイスの情報

·         近隣にある無線LANアクセスポイントやBluetoothデバイス

·         GPSによる位置情報、カメラ、写真、通話履歴、SMSログ

·         オンライン/オフラインでのさまざまなアクションや購買情報、ゲームやアプリ、さまざまなアカウントの利用状況

広告や追跡スクリプトの通信量は著しい増加が問題になっており、GDPRの施行で違法なスクリプトを除去した欧州版の提供を始めた米大手新聞社サイトでは、米国版記事が5.4メガバイト(5,530キロバイト)に対して、同一内容の欧州版は500キロバイト未満、ブラウザーが処理を終えるまでの時間も45秒から3.1秒と利用者の負担が10分の1まで下がったという(Hacker News)。

オンライン広告業界ではこういったスクリプトは利用者が任意に実行させているもので合法という認識が広まり、利用者に挙動を気取られないよう厳密に調整されているが、その動向は一般には知られていないのが実情だ。

 

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