ドンキホーテホールディングス(HD)は7月9日から、ドン・キホーテの既存店舗内に宅配ロッカーとフリースペースを設ける取り組みを始めた。前者は宅配便の再配達の削減、後者は顧客満足度の向上が狙い。まずは「MEGAドン・キホーテ ラパーク成東店」(千葉県山武市)で試験運用を行い、多店舗展開を検討する。
顧客が各種EC(インターネット通販)サイトで買い物をした際、配送先に近隣の「ヤックスドラッグ成東店」(千葉県山武市)を指定すると、荷物が届くと要望に応じて同店舗のスタッフがドンキ内の宅配ロッカーまで商品を運ぶ仕組み。「メルカリ」などで中古商品の個人売買を行う際の配送先としても指定できる。
ロッカーに荷物が収納されると、顧客のスマホに通知が届く。受け取る際はスマホにバーコードを表示させ、ロッカーの読み取り機にかざすことで扉が開く。
フリースペースには、デスクやソファといった設備のほか、無線LAN(Wi-Fi)も完備する。ドンキホーテHDは「食事、勉強、ビジネスなど、来店者に1人の時間を楽しんでほしい。コワーキングスペースとしての活用も可能だ」(広報室)と話している。
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