2018年7月31日火曜日

りそな、一部店舗で平日休業導入…行員効率配置

 りそなホールディングス(HD)が、傘下銀行の一部店舗で平日に定休日を設けることがわかった。銀行業界では極めて異例だ。平日休業店の行員が営業中の別の店に勤務し、より少ない人数で店舗網の維持を目指す。人口減や超低金利環境で収益の先細りが見込まれる銀行業界では店舗の統廃合が相次いでおり、りそなの動きは店舗維持のモデルケースとして注目されそうだ。

 りそなHD傘下のうち、りそな銀行と埼玉りそな銀行が対象となる。両行の店舗数は3月末時点で計460店。

 まず、りそな銀行あきる野支店五日市出張所(東京都あきる野市)で、8月8日から毎週水曜日を定休日とし、週4日営業にする。定休日となった店の行員は近隣の店舗で勤務するか、事務作業や研修などの時間にあてる。運営状況を見ながら、平日休業をほかの店にも広げる。店ごとに休業日をずらせば、少ない人数で多くの店を運営できる。

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