ユーロ圏の銀行は、開いてかまわず一律に送金する人(法人)にIBANコードなどを
求めるためトラブルが起こることがあります。
以下は、質問をくださったatscさんと海外送金業務に携わる人の回答です。
〔atscさんの質問〕
・・・・・今回オランダの企業へ払戻しの請求をした際、銀行名(みずほ)、口座、Swiftの他、IBANも通知しろとの連絡がありました。いろいろ調べたのですが、日本の銀行のIBANが調べられなかったため、日本の銀行は普通にIBAN持っているのか疑問です。若しくは海外から送金を受ける際には必要ではないのでしょうか?
〔回答〕
IBANはヨーロッパ圏で利用されているので、利用されていない地区ではSWIFTのみで送金を依頼する必要があります。どうしてもIBANが必要な場合、直接受け取り銀行に問い合わせる必要があるでしょう。
●●社(名前は伏せました)も以前はニュージーランド銀行のユーロ建て口座を利用しており、IBANはありませんでした。そのため、お客様の中では送金銀行にて送金ができない、または多額の手数料を請求される場合がありました。ユーロ圏の銀行は参加国によって店頭対応にかなりのサービスの差があるので、送金に苦労される方が多くおられるようです。
IBAN番号がない場合には送金元銀行に「ユーロ圏外の口座のためIBANがありません。SWIFT MT103で送金処理をお願いします。」と伝えれば多くの国際送金に関わる担当員であれば理解できると思います。
またIBAN番号だけで送金が可能かという問い合わせですが、こちらもユーロ圏内でしたら可能だと思います。ただ、ユーロ圏外からの送金となるので、銀行名、支店名などの詳細は必要でしょう。
IBAN番号から銀行名、支店名などの逆引きも有料サービスで提供されていますが、一般的に調べる手立ては少ないと思います。振込み先に直接問い合わせをいただくのが一番良いと思われます。
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