米国株式市場は下落。同日午後に公表された9月米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨からは、当局者が金利は今後も上昇することでおおむね一致したことが明らかになり、前週の株価急落を招いた金利上昇懸念が強まった。
議事要旨の発表後、S&P500はプラス圏とマイナス圏を激しく行き来した。
議事要旨では「出席者全員が、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標引き上げによって金融政策を段階的に引き締めるアプローチが適切との見解で一致した」とした。
コモンウェルス・フィナンシャル・ネットワークの最高投資責任者、ブラッド・マクミラン氏は「9月のFOMCは市場の予想よりタカ派的だったという印象だ」と述べた。また、FRBがタカ派色を強めるとの見方が、米中貿易摩擦から住宅市場軟化、企業の業績見通しまで様々な不透明感を巡る株式投資家の懸念をさらに強めていると指摘した。
議事要旨発表前も、9月の住宅着工件数が市場予想を下回ったことを受けて相場は不安定な展開だった。
S&Pの主要11セクターのうちプラス圏で引けたのは金融株(.SPSY)など4セクターのみで、素材株(.SPLRCM)の下げが目立った。
住宅着工統計を嫌気してホーム・デポ(HD.N)は4.3%下落。フィラデルフィア住宅指数(.HGX)は1.87%安となった。
一方、ネットフリックス(NFLX.O)は5.3%上昇。前日引け後に発表した第3・四半期決算で契約者数の伸びが市場予想を上回ったことを好感した。
ユナイテッド航空も5.95%高。第3・四半期の利益が予想を上回ったほか、通期の業績予想を再び引き上げた。他の航空株もこれに連れ高した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.70対1の比率で上回った。ナスダックでも1.39対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は70億8000万株。直近20営業日の平均は79億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25706.68 -91.74 -0.36 25705.8 25810. 25479. (.DJI)
7 09 16
前営業日終値 25798.42
ナスダック総合 7642.70 -2.79 -0.04 7669.26 7670.5 7563.0 (.IXIC)
0 9
前営業日終値 7645.49
S&P総合500種 2809.21 -0.71 -0.03 2811.67 2816.9 2781.8 (.SPX)
4 1
前営業日終値 2809.92
ダウ輸送株20種 10683.82 -61.03 -0.57 (.DJT)
ダウ公共株15種 733.53 -1.44 -0.20 (.DJU)
フィラデルフィア半導体 1277.31 -5.64 -0.44 (.SOX)
VIX指数 17.35 -0.27 -1.53 (.VIX)
米国株は下落、FOMC議事要旨受け金利上昇懸念強まるc REUTERS 米国株は下落、FOMC議事要旨受け金利上昇懸念強まる
S&P一般消費財 874.58 -6.07 -0.69 (.SPLRCD)
S&P素材 339.10 -2.83 -0.83 (.SPLRCM)
S&P工業 628.93 -4.25 -0.67 (.SPLRCI)
S&P主要消費財 550.82 +2.64 +0.48 (.SPLRCS)
S&P金融 447.95 +4.04 +0.91 (.SPSY)
S&P不動産 194.82 -0.46 -0.23 (.SPLRCRE
C)
S&Pエネルギー 537.01 -3.76 -0.69 (.SPNY)
S&Pヘルスケア 1081.37 +5.12 +0.48 (.SPXHC)
S&P通信サービス 155.81 +0.80 +0.51 (.SPLRCL)
S&P情報技術 1253.79 -5.95 -0.47 (.SPLRCT)
S&P公益事業 272.47 -0.42 -0.15 (.SPLRCU)
NYSE出来高 8.27億株 (.AD.N)
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22900 + 10 大阪比 (0#NK:)
シカゴ日経先物12月限 円建て 22870 - 20 大阪比 (0#NIY:)
(ロイターデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります)
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