2018年3月23日金曜日

【森友文書】「改竄、本省が指示」財務省職員が大阪地検の任意聴取に説明

 学校法人「森友学園」(大阪市)との国有地取引に関する決裁文書の改竄(かいざん)問題で、財務省職員が大阪地検特捜部の任意聴取に対し「改竄は本省が指示していた」との趣旨の説明をしていることが22日、関係者への取材で分かった。

 特捜部は、改竄時に財務省理財局長だった佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官を27日の証人喚問後に任意で事情聴取する方向で検討しており、整合性など、立件の可否を慎重に見極める。

 財務省は当初、特捜部に改竄後の文書を提出していたが、関係者によると、特捜部はパソコンのデータを復元し、昨年中には改竄を把握。特捜部は関係した複数の財務省職員を任意で聴取し、本省が指示したとの説明を受けたという。

 財務省は、改竄は佐川氏の国会答弁と矛盾が生じないように理財局の一部職員が主導したと説明しており、これに沿う内容だ。

 一方、太田充(みつる)理財局長はこれまでに、佐川氏が財務省幹部の聞き取りに「どのように関与したのかは刑事訴追の可能性もあるので差し控えたい」と話したことを明らかにしている。

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