29日の取引で仮想通貨ビットコインは一時7%値下がりし、7500ドルを割り込んでいる。ブルームバーグのデータによれば、このまま終了すれば終値ベースでは2月上旬以来の安値となり、最悪の四半期末を迎えることになる。年初来の下落率は48%に達した。29日はリップルやライトコインなど他のデジタル資産も下落。
規制当局からの圧力に加えてソーシャルメディアも距離を置こうとしており、仮想通貨業界への逆風は強まっている。さらに、破綻した日本の仮想通貨交換所マウント・ゴックスの管財人が債権者への弁済のため保有しているビットコインの売却を進めている。TFグローバル・マーケッツのチーフ市場アナリスト、ナイーム・アスラム氏は「ビットコインは再び売り圧力にさらされている」とリポートで指摘した。
ニューヨーク時間午前11時8分現在、ビットコインは6.2%安の7413ドル。1−3月の下落率は2011年以来の最大となる。
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