誰にとってもマイホームを持つことは、人生における一大イベントのひとつではないだろうか。だが土地を買って家を建てるとなると、お金も掛かるしローンの手続きなどもあるしで、なかなか大変である。
そんな一軒家を、3Dプリンターを使って4000ドル(約42万5000円)という低コストで、たった24時間のうちに建ててしまった団体&会社が登場したというので紹介したい。被災地で家を失くした人々や、ホームレスの支援に役立つのではないかと大きな注目を集めている。
・24時間で建設可能な家の価格は約42万5000円!
米ニュースサイト『Laughing Squid』によると、24時間で建設可能な4000ドルの家を実現させたのは、米サンフランシスコの非営利団体「New Story」とテキサス州オースティンの建設会社「ICON」だ。
彼らが家の建設に使用したのは、「貧困地域の環境を改善させること」を目的に作られたカスタムメイドの3Dプリンター「Vulcan:ヴァルカン」。発展途上国など、建築資材や水の使用が限られた地域でも家の建設が可能なうえ、低コストで時間をかけずに一軒家を建てることが出来るという。
試験的に建設されたという家を紹介した動画「3D Printed Homes for the Developing World」を見てみると……40万円で建てられたとは信じられないほど立派な作り! 家にはリビングやベッドルーム、トイレもあり、こんな素敵な家が24時間で建ってしまうとは驚きである。
今から約2年前の2015年には、わずか3時間で建つ「3Dプリンタ屋敷」なる建物が中国で誕生していたが、それは「あらかじめ組み立てられた部屋を組み合わせての3時間」だった。
しかし今回の家は「まるごと家を組み立てての24時間」。そのうち「まるごと家を組み立てての3時間」なんて時代も来るかもしれない。さらに進化を続けたら1時間……30分……1分、1秒! そうなったらもう、ドラえもんの「四次元ポッケ」、ドラゴンボールの「ホイポイカプセル」が現実に!! 3Dプリンターハウスの進化に期待しよう。
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