東芝が2016年11月に出荷した水力発電所向け機器の検査で、データを捏造(ねつぞう)していたことが23日、分かった。横浜市の京浜事業所で行った出荷前の試験で、必要な検査をしていないのに行ったようにデータを偽装した。東芝は担当者を処分し、組織的な関与はなかったと説明している。業績への影響はないという。
出荷前に検査薬を使い、目に見えない傷が溶接部分にないことを確認したはずだったが、電力会社の立ち会い試験で傷が発見された。対応策を検討中に担当者2人から不正の申告があった。2人が過去に検査した機器では問題が生じていないことは確認した。
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