東京電力は24日、福島第1原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料の調査に向け、カメラを取り付けた棒状の機器を原子炉格納容器内に入れる作業を始めたが、入り口付近で先に進まなくなったため作業を中断した。原因を調べている。25日以降に作業を再開するか検討する。
24日午前5時から作業を開始したが、棒状の機器を穴に通す作業に手間取り、途中で断念した。
2号機の調査は、まずカメラを取り付けた棒状の機器で格納容器の内部を調べる。その後、より長い機器を原子炉の中心にある圧力容器の入り口付近まで入れる。ロボットの通り道に障害物がないかなどを確かめ、カメラを載せたロボットを圧力容器直下まで送り込む計画だ。
炉心溶融を起こした福島第1原発1〜3号機では、溶融燃料は圧力容器を破り、外側にある格納容器の底に溶け落ちたと考えられている。
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