2018年1月18日木曜日

ビットコイン1万ドル割れ、売りシグナル誘発も−テクニカル分析

ビットコインの急激な上昇とその後の急落を受け、仮想通貨投資家は相場を理解する方法を探し回っている。ウォール街には確かにそのツールがあるが、ビットコインのような資産に意味のある洞察を提供できるのだろうか。

  こんな疑問にテクニカル・アナリストは「イエス」と答える。株式や為替の相場転換点の手掛かりを求めてチャートを研究する彼らは、ビットコインがこの1カ月で50%下落し17日に1万ドルを割り込んだことについて、重要な節目に近づいているとして最悪の事態に備えている。

  エバコアISIのアナリスト、リッチ・ロス氏はビットコインが過去最高値から50%下落したため、100日移動平均の8787ドルを割り込むリスクが高まったと警告する。ビットコインは17日に一時14%下落して9185ドルを付けた。先月は過去最高値1万9511ドルに達していた。

  ロス氏は17日のリポートで「ビットコインは15年以降、100日移動平均にサポートされてきただけに、それを下回れば売らねばならない」と述べ、「この水準をブレークすれば、最終警告として尊重する必要がある」と付け加えた。

  ロス氏は他の仮想通貨のライトコインとイーサリアムについても注意を喚起。ライトコインは100日移動平均の142ドル、イーサリアムは50日移動平均の772ドルに注目するようアドバイスした。

 

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