2018年1月31日水曜日

日銀国債買い入れオペ増額受け−円安効果は限定的との声も

  東京外国為替市場の円相場は小幅下落。日本銀行が午前の金融調節で国債買い入れを増額したことを受けて、円売りが優勢となっている。

  円は午前11時57分現在、主要10通貨のうち豪ドルを除く全てに対して下落。ドル・円相場は一時1ドル=109円09銭と、日銀が国債買い入れオペを通知する直前の108円90銭台から円売りが強まった。ただ、その後は戻し基調となり、同時刻現在は前日比0.2%高の108円96銭前後で推移している。

  日銀はこの日の国債買い入れオペで、残存期間3年超5年以下を前回の3000億円から3300億円に増額。海外金利の上昇を受けて国内の長期金利が0.1%に接近する中、中期ゾーンオペ増額で金利上昇を抑制したとみられている。

  ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクターは、「日銀が3−5年のオペを増額したことにドル・円は反応して上昇したが、これを受けてディレクショナルな動きになっていくかというとそうはならなさそう」と述べ、「日本株への資金流入に伴う円買いなどによるドル・円の上値の重さは変わっていない」と指摘した。

  三菱東京UFJ銀行のグローバルマーケットリサーチの内田稔チーフアナリストも、もともとドル・円が下がっている一番の背景はドル安にあり、国債買い入れオペ増額など日銀の動きによって円安になるのは難しいと指摘。「為替市場で日銀の次のアクションはどちらかというと正常化方向との根強い期待は変わらないだろう。いつかは正常化方向にとの思惑から円安期待高まりにくい」と語った。

0 件のコメント:

コメントを投稿