2018年1月23日火曜日

大寒波襲来…雪道で転ばない歩き方は?

こちらは2017年1月14日に公開された記事の再掲載です。現在、関東を中心に大雪が降っております。みなさま、くれぐれもお気をつけてお帰り下さい!

みんなで可愛くペンギン歩き!

ヨーロッパは今冬、未曾有の大寒波に襲われ、ドイツでは日常生活にも支障をきたすレベルとなっています。また新たな寒波がやってくるのを前に、このほどGerman Society of Orthopaedics and Trauma Surgeryは外科医たちのアドバイスで、転倒事故を避けるための歩き方を発表しましたよ。

なんとそのアドバイスとは、とにかくペンギンのようになって歩くこと。通常、人が歩くときには左右の足へ均等に体重がかかっていきます。いわば片足を踏み出し、そこにグッと体重がのっているときに、ツルッと滑ってバランスを崩してしまうと、あっさり転倒してしまうというわけですね…。

ところが、ペンギンは、長く片足だけに体重がかかるような歩き方はしません。やや身体を前に傾けつつ、重心を前にもっていきます。同時に足を大きく上げるようなことはせず、足の裏全体を地面につけながら、擦り出しつつ歩くような感じでしょうか。たとえ片足を上げなければならないとしても、ほんの少しだけ、素早く地面から浮かせるだけにとどめ、小さくヨチヨチと歩いていくほうが、雪道では転ばなくて済むと、詳細な絵入りでアドバイスされているんだとか。

ドイツの首都ベルリンでは、3年前にも大寒波が押し寄せ、雪道での転倒が原因となる救急隊員への出動要請が、750回を超えたとされています。救急治療室は骨折患者であふれ、再び同じ惨劇が繰り返されたりしないよう、今回は雪道でも転ばない歩き方をレクチャーする特別勧告が出された形ですよ。

日本でも今年は、なんとも暖かいお正月こそ過ごせたものの、一気に真冬の寒さが押し寄せる日々となってきました。急がず、焦らず、着実にペンギンのように歩を進め、雪道や路面の凍結による事故に巻き込まれないよう心がけていきたいものですよね。

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