オーストラリア技術独立査証は代表的な永住査証の一つで2005年7月よりインターネット申請が実施。 対象年令は申請時に18歳以上50歳未満(2012年7月、45歳未満から引き上げ)。ポイントテストで予備 審査基準点数を取得することが必要。 <オーストラリア移民局公式ガイド> The General Skilled Migration Program (GSM) 2012年7月改正 新GSMガイド ○2012年7月、大幅な改変が実施。 規定ポイント到達後、段階的なステップが加わることでハードルは高くなり、実質的に永住権の別制 度「雇用主指名査証」を優先させる意図があります。6種類のサブクラスは3種類に整理されました。 <サブクラス> ◆189/skilled independent ※subclasses 885、175から変更。 ◆190/skilled nominated ※subclasses 886、176から変更。 ◆489/skilled regional ※subclasses 487、475から変更。 ○申請手順 ■登録 規定ポイントを満たしている人は、EOI/Expression of Interest(申請表明)オンラインフォームに必要 事項を記入し登録。申請者の職業が「Skiled Occupation List」に載っていること。規定職種での実務 経験が申請の24ケ月以内に12ケ月以上あること。保持している職業、学術資格がオーストラリア専 門機関による査定に合格していることなども必要です。 SOL公式ガイド ANZSCO公式ガイド ■選抜 データは2年間移民局に保管され、EOI登録者の中から職業やスキルを考慮し、ポイント点数が高い 順に候補者が選抜されます。新制度最初のセレクションは2013年1月、以降、定期的に実施予定。 ■本審査 通過者は移民局から連絡(査証申請許可通知)があり、本審査が行われます。 |
技術独立移住査証のポイントテスト (基準点数・内容は変動します) |
★予備審査基準点数=60点(2012.7) オーストラリア移民局/ポイントガイド ○年令評価(登録時) ◆18-24歳=25点 ◆25-32歳=30点 ◆33-39歳=25点 ◆40-44歳=15点 ◆45-49歳=0点 ○英語評価 IELTS4項目(聞き取り・読む・書く・面接会話) の点数またはOETで評価。IELTS有効期間は 24ケ月。 ◆IELTS8ポイント/OET・A=20点 ◆IELTS7ポイント/OET・B=10点 ◆IELTS6ポイント/OET・B=0点 ○国外実務経験評価 オーストラリア国外での就労経験(10年以内) ◆5年以上=5点 ◆8年以上=10点 ◆10年以上=15点 | ○国内実務経験評価 オーストラリア国内での就労経験(10年以内) ◆3年以上=5点 ◆5年以上=10点 ◆8年以上=15点 ◆10年以上=20点 ○学位評価 ◆オーストラリアを含む国外の認定専門学校 学位=10点 ◆4年制大学の学士・修士=15点 ◆博士号=20点 ○ボーナスポイント ◆オーストラリアでの学位取得=5点 ◆NAATIなどの認定語学資格=5点 ◆オーストラリア地方都市での就学=5点 ◆配偶者が申請最低条件を満たす=5点 ◆プロフェッショナルイヤー=5点 移民局/プロフェッショナルイヤースタディ <サブクラス190のみ> ◆州または地方政府の指名=5点 <サブクラス489のみ> ◆州・地方政府の指名、対象家族の後援=10点 |
関連情報 |
○夫婦申請 夫婦および内縁関係のカップル2人で申請する場合は、どちらか一方が合格点に達すれば、両名に永 住査証が発給されます。 ○IELTSの受験 2006年より90日間の再受験制限が撤廃され、何度でも自由な受験が可能。 ○開業医のSOLリスト追加 2004年6月より実施。該当する医師への永住権発給数目安は年間約1000人。 ○オーストラリアの通訳・翻訳資格「NAATI」 National Accreditation Authority forTranslators and Interpreters オーストラリア連邦政府および州政府の共同出資による独立組織。現在オーストラリアでは移民局を はじめとする政府に提出する公式な翻訳や、国際的な会議における通訳はNAATIの公認翻訳家また は通訳者でないとできません。 ○2011年7月の改変内容 ニュージーランドの制度と似た段階審査が導入。最初の予備審査に通過したのみが次の本申請に進 むことができるというもの。職業リスト(SOL)に載っている職種を指名して申請することになりました。 |
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