2013年1月21日月曜日

オーストラリア永住権 技術独立移住査証

オーストラリア技術独立査証は代表的な永住査証の一つで2005年7月よりインターネット申請が実施。
対象年令は申請時に18歳以上50歳未満(2012年7月、45歳未満から引き上げ)。ポイントテストで予備
審査基準点数を取得することが必要。
<オーストラリア移民局公式ガイド>
The General Skilled Migration Program (GSM) 
2012年7月改正 新GSMガイド

○2012年7月、大幅な改変が実施。
規定ポイント到達後、段階的なステップが加わることでハードルは高くなり、実質的に永住権の別制
度「雇用主指名査証」を優先させる意図があります。6種類のサブクラスは3種類に整理されました。
<サブクラス>
◆189/skilled independent  ※subclasses 885、175から変更。
◆190/skilled nominated  ※subclasses 886、176から変更。
◆489/skilled regional  ※subclasses 487、475から変更。

○申請手順
■登録

規定ポイントを満たしている人は、EOI/Expression of Interest(申請表明)オンラインフォームに必要
事項を記入し登録。申請者の職業が「Skiled Occupation List」に載っていること。規定職種での実務
経験が申請の24ケ月以内に12ケ月以上あること。保持している職業、学術資格がオーストラリア専
門機関による査定に合格していることなども必要です。 
SOL公式ガイド  ANZSCO公式ガイド 
■選抜
データは2年間移民局に保管され、EOI登録者の中から職業やスキルを考慮し、ポイント点数が高い
順に候補者が選抜されます。新制度最初のセレクションは2013年1月、以降、定期的に実施予定。
■本審査
通過者は移民局から連絡(査証申請許可通知)があり、本審査が行われます。



技術独立移住査証のポイントテスト (基準点数・内容は変動します)

★予備審査基準点数=60点(2012.7)
オーストラリア移民局/ポイントガイド

○年令評価(登録時)
◆18-24歳=25点
◆25-32歳=30点
◆33-39歳=25点
◆40-44歳=15点
◆45-49歳=0点


○英語評価
IELTS4項目(聞き取り・読む・書く・面接会話)
の点数またはOETで評価。IELTS有効期間は
24ケ月。

◆IELTS8ポイント/OET・A=20点
◆IELTS7ポイント/OET・B=10点
◆IELTS6ポイント/OET・B=0点


○国外実務経験評価
オーストラリア国外での就労経験(10年以内)
◆5年以上=5点
◆8年以上=10点
◆10年以上=15点



○国内実務経験評価
オーストラリア国内での就労経験(10年以内)
◆3年以上=5点
◆5年以上=10点
◆8年以上=15点
◆10年以上=20点


○学位評価

◆オーストラリアを含む国外の認定専門学校
学位=10点
◆4年制大学の学士・修士=15点
◆博士号=20点

○ボーナスポイント
◆オーストラリアでの学位取得=5点
◆NAATIなどの認定語学資格=5点
◆オーストラリア地方都市での就学=5点
◆配偶者が申請最低条件を満たす=5点
◆プロフェッショナルイヤー=5点
移民局/プロフェッショナルイヤースタディ 
<サブクラス190のみ>
◆州または地方政府の指名=5点
<サブクラス489のみ>
◆州・地方政府の指名、対象家族の後援=10点


関連情報


○夫婦申請

夫婦および内縁関係のカップル2人で申請する場合は、どちらか一方が合格点に達すれば、両名に永
住査証が発給されます。


○IELTSの受験

2006年より90日間の再受験制限が撤廃され、何度でも自由な受験が可能。


○開業医のSOLリスト追加

2004年6月より実施。該当する医師への永住権発給数目安は年間約1000人。

○オーストラリアの通訳・翻訳資格「NAATI」
National Accreditation Authority forTranslators and Interpreters
オーストラリア連邦政府および州政府の共同出資による独立組織。現在オーストラリアでは移民局を
はじめとする政府に提出する公式な翻訳や、国際的な会議における通訳はNAATIの公認翻訳家また
は通訳者でないとできません。


○2011年7月の改変内容

ニュージーランドの制度と似た段階審査が導入。最初の予備審査に通過したのみが次の本申請に進
むことができるというもの。職業リスト(SOL)に載っている職種を指名して申請することになりました。

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