円安加速121円台、強い雇用統計でドル買い
6日中盤のニューヨーク外為市場は、予想を上回る強い米雇用統計を受けて、ド
ルが急伸し、円は対ドルで121円台に下落した。
前日ドルに対し1.10ドルの節目を割り込んだユーロは、来週9日からの欧州
中央銀行(ECB)の国債買い入れを前に一段安となり、この日は 1.09ド
ルの水準を下回って推移している。
ロシア通貨、年初来高値を更新-ウクライナ情勢と原油安定で
6日のロシア金融市場では通貨ルーブルが上昇し、年初来高値を付けた。原油価
格の安定とウクライナ東部での停戦を手掛かりに、新興市場通貨の中で 最も値
上がりした。
原油相場が4週連続でバレル当たり60ドルを超えて取引を終えようとしているほ
か、ロシアの預金金利は新興市場18カ国の中で最も高く、これを背 景にロシア
資産の価格は回復しつつある。2月12日に成立した停戦合意は浸透しつつあり、
ウクライナは東部の戦闘地域から重火器を撤去する取り組 みを強化している。
シティグループのロシア部門で債券・通貨・商品担当責任者を務めるデニス・コ
ルシロフ氏(モスクワ在勤)は電子メールで、「原油が安定し、地政学 的情勢
も落ち着きつつある中で、ルーブルが非常に良く買われている」と指摘した。
ルーブル上昇で、1ドルは2月26日以降初めて60ルーブルを下回った。モスクワ
時間午後5時41分現在、ルーブルは1.7%高の1ド ル=59.8170ルーブルで取引
されている。終値ベースでは昨年12月30日以来の高値。
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