米商務省が28日明らかにした7月の財貿易収支は、赤字幅が6.3%急拡大して722億ドルとなった。農産物の輸出が低迷した。第3・四半期の経済成長に貿易が重しとなる公算が大きくなった。
財(モノ)の輸出が1.7%減の1400億ドル。食品や肥料、飲料の出荷が6.7%急減し、重しとなった。
中国の報復関税発動前の4─5月に、農家が大豆などの作物出荷を前倒しした反動の可能性がある。
資本財や消費財の輸出も減った。一方、自動車輸出は伸びた。
財の輸入は0.9%増の2122億ドルとなった。食品や工業供給品、資本財の輸入が押し上げた。消費財の輸入は低調だった。
卸売在庫が0.7%急増し、小売在庫も0.4%増えた。今四半期の国内総生産(GDP)を押し上げる可能性がある。
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