厚生労働省が23日発表した2016年度の毎月勤労統計調査(確報値)によると、賃金の伸びから物価変動の影響を差し引いた実質賃金は前年度比0.4%増で、6年ぶりにプラスとなった。賃金が伸びた一方、物価は横ばいだった。
基本給と残業代、ボーナスなどを合わせた現金給与総額(名目賃金)は0.4%増で、月当たり31万5452円と3年連続のプラスだった。
名目賃金の主な内訳は、基本給に当たる所定内給与が0.2%増の24万360円、ボーナスなど特別に支払われた給与が1.9%増の5万5615円とそれぞれ伸びた。一方、残業時間が減少し、残業代など所定外給与は0.6%減の1万9477円。
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