18日午前の東京市場では、トランプ米大統領によるロシアへの機密情報漏えいや連邦捜査局(FBI)の捜査妨害をめぐる疑惑を嫌気して、円高・株安が進んだ。円相場は約3週間ぶりに1ドル=110円台に急伸。日経平均株価は一時前日比300円以上下げ、節目となる1万9500円を割り込んだ。
外国為替市場では、米政権運営の先行きに対する不安から安全資産とされる円が買われた。市場関係者は「米政治の混乱で、米利上げペースが鈍化するとの見方が強まれば、ドル売り・円買いが一段と進む」(FX会社)とみている。午前10時現在の円相場は、110円95〜96銭と、1円49銭の大幅円高・ドル安。
株式市場はほぼ全面安の展開。米株安や円高を受けて輸出関連株などが売られた。市場では「円相場が落ち着くまでは手を出しにくい」(中堅証券)との声が出ている。
0 件のコメント:
コメントを投稿