2016年11月28日月曜日

タワーマンション高層階は増税へ 階が上がると税額引き上げ、でもなぜ?

 タワーマンションの固定資産税見直しをめぐり、政府は27日、1階ごとに税額を引き上げる方向で検討に入った。40階建てなら、最上階は1階より10%程度高くする。2018年度の課税から適用する案を軸に与党と調整を進め、17年度税制改正大綱に盛り込む。新たな課税方式は、20階建て以上の新築マンションが対象となる見通し。1棟全体の税額は変えず、階ごとに差がつくようにして、高層階は増税、低層階は減税する。

 例えば、各戸の税額が現在は年20万円の40階建てマンションの場合、見直し後は1階が約19万円、階が上がるごとに増えていき最上階は約21万円となる。

 マンションの固定資産税は、まず1棟全体を評価。床面積に応じて税額を割り当てている。このため、タワー型でも階数に関係なく、床面積が同じなら税額も同じ。しかし、取引価格は眺望などの面から高層階ほど高くなるのが一般的で、不公平との指摘が出ていた。

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