2012年6月15日金曜日

マレーシアではプリペード携帯電話が簡単に利用できます

マレーシアでは、外国人旅行者を含めて誰でも簡単に携帯電話用SIMカード兼電話番号がプリペード式で入手でき、同時に安価な携帯電話機がごく容易に買えます。


コンピュータと携帯電話機器の分野は日進月歩の世界ですから、マレーシアでもこの分野は変化が著しいといえます。


スマートフォンの普及に沿って携帯電話網を使ってのネット接続が盛になりました。これとは別にパソコン利用におけるインターネット無線接続も大いに増えました。
現今では、無線接続の進歩によってパソコンとスマートフォンにおける接続の違いが小さくなってきていることは、皆さんもご存知ですね。

そこでマレーシアにおける2012年2月時点での広い意味での携帯事情を今回の記事として書きますが、パソコン接続の分野にも多少言及します。

【3大携帯電話ネットワーク会社】
携帯電話網(ネットワーク)会社は 主要3社:Maxis, Celcom, DiGi が依然として市場の多数派を形成しています。

注:Maxis のプリペード電話は Hotlink というブランド名です。Celcom は Malaysia Telekom 翼下の会社でCelcom Axiata Berhad という社名です。DiGiはノルウエーの携帯電話網企業の子会社です。

Maxis: www.hotlink.com.my/
Celcom: www.xpax.com.my/index.htm
DiGi: www.digi.com.my/prepaid/ 

【後発の携帯電話ネットワーク会社】
加えて、独自のインフラを持たない携帯電話網会社として U-Mobil, TuneTalk などがあり、それぞれ独自の局番も持っています。

U Mobile: www.u.com.my/
Tune Talk: www.tunetalk.com/

注:U Mobileは大企業 Berjayaグループ翼下の会社です。Tune Talkは AirAsia グループ翼下の会社です。

なお2011年ごろから携帯局番3桁 + 電話番号8桁制になりました。そこで新しくプリペード携帯電話番号を買うと、大抵は 11桁番号になるようですが、10桁番号もまだたくさんその番号を表示して並べてあります。


マレーシアでどのくらいの携帯電話利用者があるかは Intraasia の『新聞の記事から』の2012年2月12日付け記事を載せておきましょう。

【マレーシアの携帯電話事情】
(この分野で大綱方針を決め監督する機関である)マレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会の公表報告によれば、2010年9月末時点における、携帯電話契約者数は 3325万人でした。(その頃の)総人口は2832万人でした。

携帯電話使用者の大多数である71.5%は保有台数が1個だけですが、2台分契約保有している携帯使用者は 23.9%を占め、3台分以上の契約保有者は4.6%になります

Intraasia 注:マレーシアで販売されている携帯電話はほとんど全てが Simロックフリーですから、携帯電話網運営会社の変更は簡単です。この記事で言及しているのは携帯電話契約者数であり、携帯電話本体の数ではありません。電話本体の数を数えるのは不可能でしょう。マレーシアの携帯電話事情の特徴は8割以上の契約はプリペード利用者です。

よって1人でいくつも契約することが可能です。規定としてプリペード番号を最初に買うときに、身分証明書またはパスポートの番号と氏名などを登録することになります、しかし実態は厳格に運用されていません。よってマレーシアコミュニケーションとマルチメディア委員会が全ての利用者情報をつかむのは不可能です。

プリペード番号は外国人の旅行者、労働者でも最低RM 10程度だせば簡単に登録購入できます。加えて安価な中古機市場も盛んです。数百万人の外国人労働者のほとんどが携帯電話を持っているのは、こうした背景があるからです。
以上

【どこでも手軽にトップアップできる】
どんな小さな町にも携帯電話とプリペードSIMカード販売店があります。クアラルンプールやペナン州ジョージタウンのような大都市であれば、あちこちの街角にある販売店以上に数多くあるのが、販売キオスクとも呼べる、ショッピングセンターの一角に設けたブースで商売している携帯簡易売り場です、これがまことに数多くあります。

プリペード利用者がトップアップの代金を支払う場合、コンビニでもATM機でもできますから、早朝から深夜までいつでもどこでもできます。
要するに、携帯電話とプリペードSIMカードを買った後、プリペード電話使用はまことに手軽に継続できるということです。

販売されている携帯電話機では、新品の場合下はRM 100弱から上はスマートフォンの数千リンギットまで種類は豊富です。メーカーは Nokia, Samsung, SonyEricson など。

中古機市場も盛んなので、携帯販売店や携帯販売ブースによっては中古機もちゃんと並べています。ただし高級なショッピングセンターにはまずありませんが、大衆的なショッピングセンターか街の携帯販売店や携帯販売ブースなら容易に探せます。

【携帯電話機購入時に縛り期間などありません】
ところでイントラアジアは大のパソコン派なので携帯電話は電話+SMS機能だけで十分です。これまで使っていた古い携帯電話機があまりにも古くなったので、今年になって新品を1台買いました。といっても旧型の小さな Nokia製携帯です。表示画面が非カラーなので、RM 100弱という安価な価格でした。電話機能とSMS機能だけを使うならこれで十分間に合います。

マレーシアの携帯電話は、iPhoneのような例外を除いてほとんど全て携帯電話網運営会社とは無関係に販売されています、つまり縛り期間というような契約はまったくありません。携帯電話機は純粋に機器だけの価格です。

【電話番号表示のSIMカードが売られている】
このようなことから、上記で述べましたように、外国人を含めて誰でも簡単に電話機を購入できます、しかもえり好みしなければ新品でも非常に安価に買えます。

携帯機を買ったら、次は携帯電話網会社を選んでプリペードSIMカードを買うことになります。携帯電話店舗では一般に電話番号を表示したSIMカードを販売していますから、番号にこだわる方はそういう番号を選らんで買うこともできますよ。

また例えば TuneTalk のように、電話番号を選べないSIMカードもあります。ちなみにIntraasia は昨年 TuneTalkに乗り換えた時、振り当てられた番号は局番+1500-XXXX というものでした。単に偶然に比較的覚えやすい番号でした。

マレーシアマイセカンドホームプログラムの調査兼体験時にマレーシアに半月、1ヶ月ぐらい滞在される場合、プリペード電話を購入しておけば、安価に日本と通話できますよ。そして本格的に滞在となれば、好みのちょっと高価なスマートフォンでも購入すればいいのです。

付録【モバイルインターネット接続サービスと無線ブロードバンド接続サービスの例】
携帯電話利用者はその加入会社の接続網を利用してインターネット接続できますから、各社次々とインタネット接続サービスを打ち出し、しばしば内容を変更しています。

携帯電話網会社 Maxis の提供するモバイルインタネット接続サービスの広告から
(国内で最大の携帯電話網会社 )Maxis が始めた新しいモバイルインタネット接続サービス -インターネットバリュープラン

インターネットバリュー75: 縛り期間なし、月額RM 75、 データ許容量 3.5GB 
インターネットバリュー50: 縛り期間なし、月額RM 50、 データ許容量 1.5GB 
インターネットバリュー48: 12ヶ月契約、月額RM 48、 データ許容量 1.5GB 

無線ブロードバンド接続サービス提供の先行会社である、Packet One network (略称 P1) は2011年に契約者数を延ばし、38万人を超えました。契約者1人あたりの収入は(月間)RM 81とのことです。
そこで P1のパンフレットから引用しておきます。

ホームプラン -家庭内使用
Home 139: モデム込み、ダウンロード速度 5Mbps, データ許容量 30GB, 月額使用料金 RM 139、
Home 99: モデム込み、ダウンロード速度 2Mbps, データ許容量 15GB, 月額使用料金 RM 99、
条件:最初にRM 100、+外国人は保証金としてRM 100、12ヶ月以内に解約するとRM 200掛かる。

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